風邪は天下の回り物 - 風邪を庇護する | 木下英範のブログ

風邪は天下の回り物 - 風邪を庇護する

 季節の変わり目のせいか、風邪が流行っているようです。

 ところで、風邪を必要以上に嫌って、マスクをしたり、うがいをしたり、手を洗ったりする人がいますね。でも風邪は予防しなくても、また逆に人にうつしてもいいと思うのです。なぜ古代ヨーロッパ人が他の種族を征服し、今日につながる繁栄の基礎を築けたかというと、病原菌の影響力が大だったのです。ヨーロッパ人はその国土の狭さから早くに都市生活を始め、その中で病原菌を媒介させ、免疫力を強めてきました。そのおかげで多くの敵を自らが持ち込んだ病原菌で倒したのです。その数は戦争で倒した敵の数を上回ります。
 風邪は天下の回り物です。逃げてはダメなんです。逃げるから追いかけてくるんです。免疫力を高める上で、風邪ほど、ちょうどよくほどよい病気はありません。むしろ自ら進んで風邪になりましょう。仲間と仲の良い証拠じゃないですか。風邪にもならないようでは、人間同士のコミュニケーションが不足しているといわざるを得ません。周りに風邪を引いている人がいたら、避けるようなことは絶対にしてはいけません。回ってきた風邪はありがたく受け取り、次にまわしましょう。たくさん風邪を引いていると、あまり重くならなくなってきます。風邪を引いても少しだるい程度で直ぐ治ってしまいます。打たれて打たれて強くなる。風邪引いて病気して、強くなる。何かしらの病気にかかっていない人は地球上で皆無です。病気と一緒に生きる。それが人間であり、生物なのです。