4連打同点はデータどおり
6回被安打2の好投吉村が、なぜ7回に崩れたのか。吉村の失点は7回が最も多いとのデータがある。そのデータがみごとなまでに的中してしまった。先頭の今宮に打たれた。この時点で、ベンチはどう考えたのか。何とか7回の壁をと祈ったのか。今日の吉村は、球威・制球ともいけると冷静に判断したのか。しかし、栗原にも打たれ無死一塁二塁。
慌ててマウンドに行く伊藤コーチ。ここは一呼吸。もう一度、冷静に状況を整理するところだ。ところが、バッテリーに「一呼吸」が伝わっていなかったようだ。
と、言うより、伊藤コーチは何を伝えに行ったのか、甚だ疑問に思う。
次打者、山川に初球を、さらに近藤にも初球を狙い打ちされ、息つく間もない同点劇。ソフトバンクは7回だけのワンチャンスをものにした。スワローズと違い、攻撃に、明らかな意図が見えた。
<時には、非情にならないと……>
村上の全打席三振をベンチはどう分析しているのか。いくら勝負を避けられているからといっても。これだけ空振りが多いとなると。今日もチーム二桁三振。バットにボールは当たってきてはくれない。