西川選手が攻守に躍動‼

 

 野球は本当にわからない。1点ビハインドの8回裏。中日絶対のセットアッパー松山投手。これを乗り切れば・・・ 絶対守護神防御率0点台のマルティネスが控える中日救援陣。解説者も一段と声が高くなる。ストレートが動いている。これは打ちずらいと。案の定、きれの良いストレートが村上を攻める。力に押された村上の打球が遊撃後方にあがる。万事休止。ところが、深追い遊撃手ロドリゲスが捕球できず。球に触れることもできなかったのだからポテンヒット?(記録はエラー)村上が一気に2塁へ駆け込む。当然次打者はバントが定石。動揺したのか、松山投手が武岡に四球を与えると転がるようにヤクルトに5点が入る。 ひとつのプレーが起こした結果がスコアボードに刻まれる。

 

 思わぬ4点リードの9回。高津監督が送り出した投手は? コンディション不良から何とか開幕に間に合った守護神・田口だ。ここは3人でビシッといきたいところ。だ が、リードが気を緩めたわけではないだろうが、無死満塁のピンチを招く。迎える打者は勝ち越しホームランを打っている中田翔。祈るような緊張感を逆なでするかの如く、目の覚めるような打球がレフト頭上を襲う。正直、スタンドまでいったかと思うような打球だ。ところが、ところが、これぞプロ野球‼ 今夜のヒーローはこのプレーに決まり。フェンスに激突しながら、この打球をつかんだヒーローがいた。ヒーローの顔が大写しになる。いつの間に守備変更があったのか。ライトからレフトに変わっていた西川選手の笑顔が弾けていた。同点犠打にダメ押し2点スリーベースと。楽天から移籍の西川選手が攻守に良いプレーを魅せてくれた。

 

 

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