しっかり、しっかり準備して臨む?

 

「こんな調子じゃ1年間なかなか乗り切れないと思います。たまたまかもしれないですけど、今週は非常に先発が悪かった」と苦悶の表情。それでも信頼は揺るがない。「いつか、いつかといったらあれですけども、しっかり巻き返してくれる、取り返してくれると信じています」<高津監督談>

 

 いつか、いつかと・・・ 選手を信じて勝てるなら、いつまでも待ちましょうか。17点も取られた記録的な恥ずべき試合。DeNAの佐野選手のコメントを聞かせてやりたい。

        

 風の強い神宮・・・「しっかり準備をして臨んだ結果」ということを受け流してはいけない。小川投手の初球を弾き返した本塁打は、決してたまたまではない。その準備をしていたと、スワローズバッテリーは自信を持って言えるのか。その後の失点を思えばいささか疑問である。風のせいにはできない。佐野選手の準備が、17点失点の屈辱に繫がる伏線だったことを戒めなければ、高津監督談話は慰め以外のなにものでもない。

 

 選手も、ベンチも、しっかり準備して臨む。ここは打たれるにしても長打はだめ。本塁打は絶対だめ。そこでの本塁打を何度見せられたことか。被本塁打がリーグ断トツという事実が語る。「今週は先発が非常に悪かった」ではなく、QSもリーグワーストの現状に立ち返らない限り、高津監督談話は前に進まないだろう。

 

 

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