インターロック | S領域の話題

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長野にある株式会社システムクラフトのブログ

制御系のソフト製作のお仕事に付いて回る機能としてインターロックが挙げられます。

人や物の安全を確保するためのソフトとなるため実は最も重要な機能なのですが、そうは言っても結構いろいろな考え方があります。

ウィキペディアで調べると以下の調子です。

 

ある操作を行う時、誤操作や確認不足により、適正な手順以外による操作が行われるのを防止したり、正常な製造・運転の行われる条件を逸脱した時、自動的に当該設備に対する原材料等の供給を遮断するなど製造や機器の運転を制御するものである。 具体的には、保安上重要な部分の運転を制御する機構として計装回路に組み込まれている。 プラントや機器のスタートボタンが間違って操作されても、安全を確保するために必要な起動条件があらかじめ確保されていなければラントや機器が動作しないようなシステムや、一定条件に達したら自動的に停止するシステムもこれに当たる。

 

ここでは、

(1)安全では無い動作を絶対させないようなソフトを作る事。

(2)万が一安全では無い動作をした場合に運転を即座に停止させる事。

 

この2つが書かれているのですが、実はこの2つは全く違った考え方でソフトウェアを作らないとなりません。

(1)は必ず担保されないといけないのですが、(1)が担保された場合に(2)は実は不要なモノになります。

それでも(2)を用意するという事は、ある意味恐ろしい考え方です。

保険の様なモノなのですが、(1)が担保できている事を信用していない事の表れになります。

従って、実は(2)を重要視せずに用意しない会社もあるのです。

逆に(2)を用意するのは常識だと考える会社もあります。

 

私の様ないろいろな会社様から依頼されて制御ソフトを作っていると、結構混乱して作ったり作らなかったりしてしまい大目玉をいただくこともあるのです。

 

またギチギチにインターロックをかけてしまい、ちょっと装置の運転条件が変わった時に逆に動きがおかしくなる場合もあります。

ここにセンサがあれば…なんて場合も多々あって、少ない情報から最大限危険な状況を想像してそれを食い止めるようなソフトを考えつつ、実は調整等が簡単に出来るように部分的に条件を付けて甘くしたり…。

白黒はっきりしそうでいて、じつは意外とグレーであったり。

考えなければならないことが多すぎる、結構大変な技術屋さん達です。