『松濤明』 という登山家をご存じですか?
私の祖父母と父母の間位の時代の方ですかね。
私が知ったのは、新田次郎の『風雪の北鎌尾根』という短編小説ででした。
新進気鋭の若い登山家でしたが、冬の北アルプス槍ヶ岳の北鎌尾根で友人と立往生して亡くなりました。
26歳だそうです。若いですね…。
後に有名な『最後の手帳』と言われるノートが岩の間から見つかりました。
何年も前に私は知らずに行ったのですが、このノートは現在大町市の山岳博物館に展示されているそうです。
昔、北岳のバットレスに登攀するという事になりちょっと調べていたら、いくつものコースの初登攀者に松濤明の名前が出ていました。
こんな所で松濤明の名前を目にするとは思っていなかったので驚きました。
時は経ってハイキングのつもりで大町の高瀬川を上流へ歩いて行き、北鎌尾根の取付きに行きました。
ここが松濤明の舞台かと感慨にふけった訳です。
大好きな燕岳からも北鎌尾根は下から上まで全て見通せますね。
また数年前に、バンドのボーカルが法面屋をしているのですが、現場を見に着いて行ったら高瀬ダムの山の斜面でした。
知らなかったのですが、この高瀬ダムは日本で二番目におおきなダムだとのことです。
一番は言わずと知れた黒四ダムになりますね。
残念ながら北鎌尾根を登る機会はありませんでしたが、歳を経ても思い出させてくれる松濤明の名前です。
また小説を読み返したくなりました。