中学生、高校生になってからも、
予防接種に行くとなると
ちょっとビビり気味だった

そんな息子が、
大学生になり
大学に来た献血の巡回バスで
献血をしたと言って帰ってきた。
息子の意外な行動に
ちょっとビックリした私。
そんな私に、
「やっぱり献血は必要だよ。母さんもした方がいいよ。血液を必要としてる人は、たくさんいる。
俺、これからも献血するわ」
そう言った息子。
それから半年後、
息子は白血病になった。
闘病中
輸血、輸血、の毎日。
でも、
その血液が無ければ
息子は4ヶ月の間、闘い抜くこともできなかった。
息子は、
「俺…献血してくれた人の血液で助かってるんだなぁ…。あの時、一度でも献血しといて良かったわ…。じゃないと、申し訳なさすぎる…」
そんなことを言っていた。
どうしてかな
あんなに注射の嫌いだった息子が
どうして急に献血する気になったんだろう。
どうしてかな
そんな息子が
白血病になんてなっちゃったんだろう。
お母さん…
未だに献血行けてないよ。
でも、行かなきゃね。