献血。 | 必ずまた逢える〜愛する息子へ

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2015年1月…突然白血病の宣告。わずか4ヶ月でお空に還ってしまった20歳の息子を想い、またいつか親子の続きをしたいと願いながら生きています。

小さい頃から注射の苦手だった息子。

中学生、高校生になってからも、
予防接種に行くとなると
ちょっとビビり気味だった滝汗




そんな息子が、
大学生になり

大学に来た献血の巡回バスで
献血をしたと言って帰ってきた。


息子の意外な行動に
ちょっとビックリした私。



そんな私に、
「やっぱり献血は必要だよ。母さんもした方がいいよ。血液を必要としてる人は、たくさんいる。
俺、これからも献血するわ」

そう言った息子。






それから半年後、

息子は白血病になった。







闘病中

輸血、輸血、の毎日。


でも、

その血液が無ければ

息子は4ヶ月の間、闘い抜くこともできなかった。




息子は、

「俺…献血してくれた人の血液で助かってるんだなぁ…。あの時、一度でも献血しといて良かったわ…。じゃないと、申し訳なさすぎる…」

そんなことを言っていた。





どうしてかな


あんなに注射の嫌いだった息子が


どうして急に献血する気になったんだろう。





どうしてかな



そんな息子が

白血病になんてなっちゃったんだろう。







お母さん…

未だに献血行けてないよ。

でも、行かなきゃね。