1ヶ月位経った頃…
息子が初めて
夢に出てきてくれた。
その夢は…
息子は亡くなっているのに
わが家のリビングで
実際にウチにはないイスに座っていた。
その夢は
カラーだったのだけど、
そのとき息子が着ていた服は
息子がよく着ていた青いシャツに
七分丈のパンツ。
(今もクローゼットに眠っている。)
私は、驚いて
「なんで? なんで S いるの???
」
と叫ぶと
「は? そりゃあ いるさ。いるに決まってんだろ!
」
そう 答えた息子。
とても鮮明な夢だった。
あの頃…
息子がいなくなってしまった日常に耐えられなくて、
夕方暗くなってから
息子の通った小学校や中学校、
よく遊んでいた公園…
いるはずのない息子を探しに
フラフラと歩き回っていた私…。
このまま心が壊れてしまえばいい…
どこかに消えてしまいたい…
そんなことばかり思っていた。
そんな私に、
息子は
「今も変わらずここにいるよ」
そう伝えに来てくれたんだと思った。
姿が見えないだけで、
今もここにいる。
そう信じていても、
心が弱ると
寂しさが勝ってしまう
