ある女性が結婚し、子どもを出産。
でも、子どもが6ヶ月のとき、
旦那さんが胃がんだとわかる。
その、わずか3ヶ月後
旦那さんは天国へと旅立ってしまった。
数年後、その女性は
子どもと2人でやっていくために
調理師の専門学校へ通い始めた。
そこで知り合った10歳年下の男性と再婚することに。
その女性は、
もう結婚はしない。
2度と子どもを産むことはない。
そう思って生きてきた。
と、言っていた。
だけど、
前夫がいなくなってしまったという現実は変わらないし、変えられない。
どんなに一緒にいたいと思っても、叶わない。
そう思ったときに、
ひとりでこどもを育てていく自信がない。
誰かに頼りたいと思ってしまう自分がいる。
そんなようなことを話されていました。
それは、彼女の正直な気持ちなんだと思う
再婚を決めたときも、
自分たちだけが幸せになってもいいのか…悩み、
亡くなった前夫に対する罪悪感をずっと抱えていて、それは、これからも消えないと思う…と言っていた。
それでも、その女性とお子さんは
とても幸せそうに見えた。
わが子を亡くした私も
病気に気づいてあげられなかったこと、
自分だけが生きていること、
代わってあげられなかったこと、
後悔や自責の念ばかりのはずなのに、
2年が経った今
食べ物を美味しいと感じたり、
テレビを観て
声を出して笑ったり、
自分のために何かを始めてみたり…
息子がいないという変わらない現実で、
唯一変えられるとしたら
『自分』だけなのかもしれない
その女性をみて
そんなふうに思った。