社長の杉田です。長く空きましたが前回の続きを。。。。。
「会社設立のルーツから」前回からの続き
今回の目標は上司2名の送別会用ビデオ作り。吉田の「そんなの簡単だよ!」の一言からのスタート。
それから何百日、何千日と続く吉田との共同作業が始まった。その言葉を皮きりに、まさかそれから休みなく会社設立、事業売却。。。その日を起点にいろんなことがスタートするとは想像もしていませんでした
当時はPCスペックが今ほど良くなかったのでPCでビデオを作るというのはとても時間がかかり大変なもの。1つテロップを入れてどのように出来ているのかを確認するのに、たった10秒ほどの映像の為に平気で30分くらいのレンダリングが必要。私はホテルで働きながらこのビデオを作成していたので当然夕方からのスタート。やりたいことと時間との戦いが続く
単なる送別会用のビデオ作り。しかし私たちは妥協はしませんでした。
吉田に関しては会社としてやっている訳でもない。。。誰の為にやっている訳ではない。
友人である俺のためだけだ。。。。。
なのに一切の手は抜かない。。。私も最初はそこまで真面目に取り組むつもりではなかったが吉田の姿勢を見て段々腰が入ってくる
深夜ツタヤにAdobeのPremire,Photoshop,Illustrator。。。ありとあらゆる書籍を購入。
「タイタニックのこの部分の音楽を使いたい」
の一言。
「おい、音楽ってどうやってPCに抜き出すんだろう??」
「分かんないけどやろう!この音楽、絶対にあったほうが良いから!」
分からなければすぐに調べやってみて、くじけてみて。。。
よくまあやり方の一つも知らないのにあんなことをやったもんだ。。。知らないって本当に強いと思う。
早朝にはオープニングで使いたいシェラトン前の道路やら建物やらの映像を取りに行く。日中は入社したての私にとってはあまり話したことのない上の方の上司までコメントをビデオに頂戴しに行く。下っ端のボクじゃお話のできないような上の人と仕事を離れてしゃべれて楽しかった。
当人には気づかれないように進めていく。
私が
「こんな感じの映像が作りたい!」
とジョナサンで熱いプレゼンと絵コンテ。吉田はササッと作業工程を作る。。。この姿もこの後何年も続くことに。。。結局会社作ってからも必ずジョナサンだった。あのジョナサンにいくら使ったかなぁ。。(+_+)
ほとんど寝ずの1週間。何とかビデオを作成し送別会。映像は流された。
見ている人はいろんな顔で見ている。中には本人でもないのに泣いている人も。
みんな各々の気持ちで食い入るように映像を見ている。コメントなども入れているのではじめは少し制作者として恥ずかしかったがこんなにも真剣に、且ついろんな表情で皆が見てくれている。
自分たちのしたことでこんなにも心を揺れ動かされる人たちが生まれるなんて。。。
なんだかはじめての感覚だった。
上映が終わるとスタンディングオベーション。
喝采は送別会の主役たちに向けられ、その後は私のほうに。。。
今でもそのシーンは鮮明に覚えている。得たこともない衝動だった。
1000人近くいるホテルスタッフの中の1年目のベルボーイ。大勢の中の歯車の1つと思っていた。でも今目の前には自分のしたことで心から手を叩いてくれている人がいる。。。
今までの人生で一番うれしかった
後日上司と幹事スタッフが皆でお金を出し合い私にネクタイをプレゼントしてくれた。貰った時になんだか吉田には自分ばかりが賞賛され、申し訳ないと思った。とりあえず焼肉をおごろうと思った。
半分バツが悪そうにネクタイを貰ったことを報告すると吉田は
「すごい!これ、ほんとうに喜んでもらえたんだよ!俺は陰ながらだったけどほんとうに嬉しいよ!できないことは何もない!成せば成るだね!」
とあつーい一言。送別会のビデオ作りだったけど、本当にやってよかったと思った。
それからそのビデオはシェラトンの上司連中に駆け巡り、クリスマスパーティーのビデオの依頼が来た。喜ばせる快感を知ってしまった私はすぐに吉田に相談。迷うことなく快諾。
私たちは人に喜んでもらえる、その快感を知ってしまったのです。
やはりそれから1週間は半分徹夜。
努力の甲斐ありまたしてもビデオは大成功!その後に会社設立のきっかけになる事件は起こる。。。
と、会社設立のキッカケの話に行く前にここで一度ストップ
会社作りのきっかけとなっているのはこのあたりの時期に得た感覚が大きく寄与していると思う。
簡単にまとめると。。。。
吉田との出会い
⇒1人じゃできないことも仲間(同志)がいれば出来る!ということを知り、可能性は無限であることを知る。
「成せば成る」
ということが世の中で聞いたことのある自己啓発言語のレベルから自分の格言レベルまで変化したのは大きかった。会社も1人では絶対にやっていなかっただろう。何か壁にぶち当たると「成せば成る」と言う言葉を発し2人で鼓舞し、本当にミラクルで乗り越えたことが何度もあった。
粘りって全てを凌駕するなーと思ってます。
喜ばせたい
⇒自分が何かをすることにより人が喜び、結果感謝されるということに快感を得てしまった。人の生きるモチベーションの本質なんだと思う。
自分自身の存在意義
⇒自分たちがしていることに明らかに人が反応し、喜び、感謝される。大小関係なく、一生涯そうした自分自身の存在意義を感じて生きていきたい。
上記のようなことが当時に得た感覚であった。
幾つもの偶然から経験をさせてもらった事だけど、それを通じて自分自身の本質を知ることが出来たのではないかと思う。また、人は誰でも私と同じような感覚を必ず持ち合わせていると思うし、要はその気持ちを自分の人生にどのように生かしていくかなんじゃないかと思う。
振り返ってみると今と対して根柢の部分は変わってないなーと思います。
次回は会社設立ストーリの前にビジョンについてちょっと。。。
続く。。。。
「会社設立のルーツから」前回からの続き
今回の目標は上司2名の送別会用ビデオ作り。吉田の「そんなの簡単だよ!」の一言からのスタート。
それから何百日、何千日と続く吉田との共同作業が始まった。その言葉を皮きりに、まさかそれから休みなく会社設立、事業売却。。。その日を起点にいろんなことがスタートするとは想像もしていませんでした

当時はPCスペックが今ほど良くなかったのでPCでビデオを作るというのはとても時間がかかり大変なもの。1つテロップを入れてどのように出来ているのかを確認するのに、たった10秒ほどの映像の為に平気で30分くらいのレンダリングが必要。私はホテルで働きながらこのビデオを作成していたので当然夕方からのスタート。やりたいことと時間との戦いが続く

単なる送別会用のビデオ作り。しかし私たちは妥協はしませんでした。
吉田に関しては会社としてやっている訳でもない。。。誰の為にやっている訳ではない。
友人である俺のためだけだ。。。。。

なのに一切の手は抜かない。。。私も最初はそこまで真面目に取り組むつもりではなかったが吉田の姿勢を見て段々腰が入ってくる

深夜ツタヤにAdobeのPremire,Photoshop,Illustrator。。。ありとあらゆる書籍を購入。
「タイタニックのこの部分の音楽を使いたい」
の一言。
「おい、音楽ってどうやってPCに抜き出すんだろう??」
「分かんないけどやろう!この音楽、絶対にあったほうが良いから!」
分からなければすぐに調べやってみて、くじけてみて。。。
よくまあやり方の一つも知らないのにあんなことをやったもんだ。。。知らないって本当に強いと思う。
早朝にはオープニングで使いたいシェラトン前の道路やら建物やらの映像を取りに行く。日中は入社したての私にとってはあまり話したことのない上の方の上司までコメントをビデオに頂戴しに行く。下っ端のボクじゃお話のできないような上の人と仕事を離れてしゃべれて楽しかった。
当人には気づかれないように進めていく。
私が
「こんな感じの映像が作りたい!」
とジョナサンで熱いプレゼンと絵コンテ。吉田はササッと作業工程を作る。。。この姿もこの後何年も続くことに。。。結局会社作ってからも必ずジョナサンだった。あのジョナサンにいくら使ったかなぁ。。(+_+)
ほとんど寝ずの1週間。何とかビデオを作成し送別会。映像は流された。
見ている人はいろんな顔で見ている。中には本人でもないのに泣いている人も。
みんな各々の気持ちで食い入るように映像を見ている。コメントなども入れているのではじめは少し制作者として恥ずかしかったがこんなにも真剣に、且ついろんな表情で皆が見てくれている。
自分たちのしたことでこんなにも心を揺れ動かされる人たちが生まれるなんて。。。
なんだかはじめての感覚だった。
上映が終わるとスタンディングオベーション。
喝采は送別会の主役たちに向けられ、その後は私のほうに。。。
今でもそのシーンは鮮明に覚えている。得たこともない衝動だった。
1000人近くいるホテルスタッフの中の1年目のベルボーイ。大勢の中の歯車の1つと思っていた。でも今目の前には自分のしたことで心から手を叩いてくれている人がいる。。。
今までの人生で一番うれしかった
後日上司と幹事スタッフが皆でお金を出し合い私にネクタイをプレゼントしてくれた。貰った時になんだか吉田には自分ばかりが賞賛され、申し訳ないと思った。とりあえず焼肉をおごろうと思った。
半分バツが悪そうにネクタイを貰ったことを報告すると吉田は
「すごい!これ、ほんとうに喜んでもらえたんだよ!俺は陰ながらだったけどほんとうに嬉しいよ!できないことは何もない!成せば成るだね!」
とあつーい一言。送別会のビデオ作りだったけど、本当にやってよかったと思った。
それからそのビデオはシェラトンの上司連中に駆け巡り、クリスマスパーティーのビデオの依頼が来た。喜ばせる快感を知ってしまった私はすぐに吉田に相談。迷うことなく快諾。
私たちは人に喜んでもらえる、その快感を知ってしまったのです。
やはりそれから1週間は半分徹夜。
努力の甲斐ありまたしてもビデオは大成功!その後に会社設立のきっかけになる事件は起こる。。。
と、会社設立のキッカケの話に行く前にここで一度ストップ

会社作りのきっかけとなっているのはこのあたりの時期に得た感覚が大きく寄与していると思う。
簡単にまとめると。。。。
吉田との出会い
⇒1人じゃできないことも仲間(同志)がいれば出来る!ということを知り、可能性は無限であることを知る。
「成せば成る」
ということが世の中で聞いたことのある自己啓発言語のレベルから自分の格言レベルまで変化したのは大きかった。会社も1人では絶対にやっていなかっただろう。何か壁にぶち当たると「成せば成る」と言う言葉を発し2人で鼓舞し、本当にミラクルで乗り越えたことが何度もあった。
粘りって全てを凌駕するなーと思ってます。
喜ばせたい
⇒自分が何かをすることにより人が喜び、結果感謝されるということに快感を得てしまった。人の生きるモチベーションの本質なんだと思う。
自分自身の存在意義
⇒自分たちがしていることに明らかに人が反応し、喜び、感謝される。大小関係なく、一生涯そうした自分自身の存在意義を感じて生きていきたい。
上記のようなことが当時に得た感覚であった。
幾つもの偶然から経験をさせてもらった事だけど、それを通じて自分自身の本質を知ることが出来たのではないかと思う。また、人は誰でも私と同じような感覚を必ず持ち合わせていると思うし、要はその気持ちを自分の人生にどのように生かしていくかなんじゃないかと思う。
振り返ってみると今と対して根柢の部分は変わってないなーと思います。
次回は会社設立ストーリの前にビジョンについてちょっと。。。
続く。。。。