こんにちは。
アートディレクターの紙谷です。
今回のSYSシンボルマークの開発においては、
実際に提案するもの以上に
何百ものバリエーションを考えます。

ババ~~ンッ。
SYSのマークのラフスケッチを一部公開。
落書きの大波みたいです。
来週から、社員さんたちのヒアリングのお時間を
いただくことになっているのですが、
まずは、先日、杉田社長からお聞きした
ビジョンの方向性を、デザインイメージにして、
頭から、全て書き出します。
この時点でも、明確で強い『絵』になるモノがあれば、
それはビジョンの明確化がすでに出来ているということ。
『絵』なるモノがなければ、ビジョンのヒアリングや
言語化がまだ足りていないということです。
さてさて、

どうでしょうか。
今日は、紙谷太朗デザイン事務所の
デザインのプロセスについて。
CIやロゴマークの制作は、
企業の戦略を大きく左右するため、
とても慎重に行います。
デザイン作業に入る前のリサーチや
ヒアリングに特に力を入れる
企業も少なくありません。
プレゼンテーションが複数行われたり、
膨大な数のアプリケーション・グッズを展開したり、
プロジェクトによって様々ですが、
大まかには、以下のような流れを
僕の事務所ではとっています。
・受注、オリエンテーション
↓
・ヒアリング、リサーチ
↓
・方向性の確認
↓
デザイン開発、ラフ制作
↓
プレゼンテーション
↓
ロゴマークの決定
↓
アプリケーション展開の確定
↓
マニュアル制作、CI導入
僕は、企業へのヒアリングを
最も大事にしています。
ここで会社の現状を把握しながら、
企業の理念やビジョンの
整理がスタート!!
ヒアリングを重ね、
どういう会社、どういうブランドであるべきか、
目指していくところなどを
一緒に考えていくのが、基本です。
杉田社長の場合は、もう既にビジョンをお持ちです。
ただ、それをひと言で言い表せていないだけです。
そこで僕が、杉田さんの中にあるキーワードを
できるだけ多く拾い出し、
それを整理した上で
「こういうことですよね?」と、ご提示。
この作業から
目指すべき方向を共有して、
それを言語化してコンセプトに落とし込み、
ようやく理念・ビジョンをを凝縮した
シンボルマークの開発に入ります。
現場の人たちの意見もお聞きいたします。
トップと現場の想いが
かけ離れていないかが
確認すべきポイントです。
同じ内容や課題を、
違う視点で観ていることもあるので、
そこを融合させるのも、
僕の役割です。
シンボルマークだけ変えても何の意味も持たないので、
プロジェクト全体を通して、
生まれてくるビジョンの共有化をできうるかぎり、
行っていきます。
ひとつのブランドはどれも
ひと言では言い表せません。
ただ、よいシンボルマークに共通しているのは、
ひとつの言葉ではいい現せない
企業やブランドの内容を、
全て凝縮して、一目でわかるようにしているもの。
だということ。
例えば、ナイキのスウオッシュマークや、APPLEのマーク。


その向こう側にいろんなモノが観えてきませんか?
それだけ、
シンボルマークが果たす役割というのは、
ブランドイメージを形づくる上で、
とても重要なモノだと考えています。
実際のデザインの制作過程では、
何百もの、スタディが行われています。
でもそれは何百もの数を作るのが目的ではなく、
どれがビジョンを現すのに、目的を達するのに、
どれが最適なのかを見極めながら、
微調整するためです。
最初から、具体的なイメージが
ひとつ見えている場合もありますが、
この作業は、基本、必ず行います。
自分自身の思い込みの枠を、
スクラップ&ビルドで、
とっぱらなければ、本当に差別化された
強いアイコン(ビジョン)は生まれてきません。
皆様、トロトロとけるくらい暑い日が続きますが、
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
アートディレクターの紙谷です。
今回のSYSシンボルマークの開発においては、
実際に提案するもの以上に
何百ものバリエーションを考えます。

ババ~~ンッ。
SYSのマークのラフスケッチを一部公開。
落書きの大波みたいです。
来週から、社員さんたちのヒアリングのお時間を
いただくことになっているのですが、
まずは、先日、杉田社長からお聞きした
ビジョンの方向性を、デザインイメージにして、
頭から、全て書き出します。
この時点でも、明確で強い『絵』になるモノがあれば、
それはビジョンの明確化がすでに出来ているということ。
『絵』なるモノがなければ、ビジョンのヒアリングや
言語化がまだ足りていないということです。
さてさて、

どうでしょうか。
今日は、紙谷太朗デザイン事務所の
デザインのプロセスについて。
CIやロゴマークの制作は、
企業の戦略を大きく左右するため、
とても慎重に行います。
デザイン作業に入る前のリサーチや
ヒアリングに特に力を入れる
企業も少なくありません。
プレゼンテーションが複数行われたり、
膨大な数のアプリケーション・グッズを展開したり、
プロジェクトによって様々ですが、
大まかには、以下のような流れを
僕の事務所ではとっています。
・受注、オリエンテーション
↓
・ヒアリング、リサーチ
↓
・方向性の確認
↓
デザイン開発、ラフ制作
↓
プレゼンテーション
↓
ロゴマークの決定
↓
アプリケーション展開の確定
↓
マニュアル制作、CI導入
僕は、企業へのヒアリングを
最も大事にしています。
ここで会社の現状を把握しながら、
企業の理念やビジョンの
整理がスタート!!
ヒアリングを重ね、
どういう会社、どういうブランドであるべきか、
目指していくところなどを
一緒に考えていくのが、基本です。
杉田社長の場合は、もう既にビジョンをお持ちです。
ただ、それをひと言で言い表せていないだけです。
そこで僕が、杉田さんの中にあるキーワードを
できるだけ多く拾い出し、
それを整理した上で
「こういうことですよね?」と、ご提示。
この作業から
目指すべき方向を共有して、
それを言語化してコンセプトに落とし込み、
ようやく理念・ビジョンをを凝縮した
シンボルマークの開発に入ります。
現場の人たちの意見もお聞きいたします。
トップと現場の想いが
かけ離れていないかが
確認すべきポイントです。
同じ内容や課題を、
違う視点で観ていることもあるので、
そこを融合させるのも、
僕の役割です。
シンボルマークだけ変えても何の意味も持たないので、
プロジェクト全体を通して、
生まれてくるビジョンの共有化をできうるかぎり、
行っていきます。
ひとつのブランドはどれも
ひと言では言い表せません。
ただ、よいシンボルマークに共通しているのは、
ひとつの言葉ではいい現せない
企業やブランドの内容を、
全て凝縮して、一目でわかるようにしているもの。
だということ。
例えば、ナイキのスウオッシュマークや、APPLEのマーク。


その向こう側にいろんなモノが観えてきませんか?
それだけ、
シンボルマークが果たす役割というのは、
ブランドイメージを形づくる上で、
とても重要なモノだと考えています。
実際のデザインの制作過程では、
何百もの、スタディが行われています。
でもそれは何百もの数を作るのが目的ではなく、
どれがビジョンを現すのに、目的を達するのに、
どれが最適なのかを見極めながら、
微調整するためです。
最初から、具体的なイメージが
ひとつ見えている場合もありますが、
この作業は、基本、必ず行います。
自分自身の思い込みの枠を、
スクラップ&ビルドで、
とっぱらなければ、本当に差別化された
強いアイコン(ビジョン)は生まれてきません。
皆様、トロトロとけるくらい暑い日が続きますが、
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。