FLASHのこれから | 和歌山のシステム開発のことなら株式会社システムキューブ

FLASHのこれから

こんにちは、マーシィです。

FLASHのモバイル版の開発終了によって、FLASHというプ
ラットフォームは縮小してしまうのでしょうか。

FLASHはもともとMacromedia社が作ったマルチメディア
再生用のプラットフォームでした。
広く普及し始めたのは、Web上での動画再生の利便性が
高かったということもあり、Youtubeなどが推進役とな
っていました。

Macromedia社はAdobeに買収され、FLASHはAdobeの一製
品として組み込まれることになりました。

FLASHはコンピュータや携帯電話などを含むモバイル機
器の上で動く、仮想的なコンピュータです。
この仮想的なコンピュータをインストールされた機器の
間では、ハードウェアの差などを越えて、同じプログラ
ムが実行できます。
これはJAVAとも同じ思想で作られています。

PCは今のところほとんどが同じ機器構成でしたが、携帯
電話は機種ごとにプロセッサの種類やOSなども違います
ので、FLASHによってどの携帯電話でも同じプログラム
が動作するということは、アドバンテージでした。

いまはHTMLとjavascriptを組み合わせたプログラムが多
く流通するようになり、HTML5は世界標準の規格ですが、
FLASHは独自の規格ですので、FLASHはこれに押された形
になります。
Adobeはモバイル版のFLASHの開発を終了し、HTML5向け
の開発に資源を割り当てる発表をしました。
その一方で、現行のデスクトップ版FLASHについては開
発を続け、モバイル向けのアプリ開発用として、FLASH
は継続していくと表明しています。

これからはWEB向けのFLASHの需要は減っていくことにな
りそうですが、モバイル向けアプリのマーケットはこれ
から大きくなっていきますので、その開発環境へフォー
カスを移していきたいという考えだろうと思われます。