タブレット型コンピュータのこれから | 和歌山のシステム開発のことなら株式会社システムキューブ

タブレット型コンピュータのこれから

こんにちは、マーシィです。

iPadをはじめとする、タブレット型のコンピュータは、
今後一般向けのパソコンを置き換えていくのではない
かと考えられています。

しかしこういったコンピュータが進化して、今の最新
のデスクトップ型のパソコンと同等の性能を持つよう
になるとは、思えません。

その一番の理由としては、バッテリの容量です。
バッテリを大きくした分、今のiPadを分厚くしたもの
を使いたくなるでしょうか。
たとえリチウムイオン電池が進化したとしても、タブ
レット型のサイズを考えれば、現行のタブレットから
かけ離れた量の電源を積むことは難しいです。

では、現行のiPad以上の機能を持つことはないのかと
いうと、そういうことはありません。
プロセッサの集積度は年々向上し、より少ない電力で
多くの計算をこなせるようになってきています。

ただ計算能力とバッテリの消費量はどうしても、トレ
ードオフの関係になりますので、ある程度まで進化し
たのちに、頭打ちの状態になると思われます。

そういったバッテリの壁が到来するころには、本格的
なクラウドの時代が来ているのではないかと考えます。
ユーザーインターフェイスのみをタブレット型コンピ
ュータが担当し、アプリケーションのロジック的な部
分やファイルの入出力はネットワークを介してクラウ
ドが担当するようになる。

いまはまだクラウドもタブレット型コンピュータも、
そういった段階にはなく、あくまで過渡期的な存在で
すが、おそらく数年のうちにそういった環境の基盤が
築かれ、現在のコンピュータのありようを変えていく
のではないかと考えています。