TabletPCが普及しなかったわけ2 | 和歌山のシステム開発のことなら株式会社システムキューブ

TabletPCが普及しなかったわけ2

こんにちは、マーシィです。

前回の続きです。

この世代のTabletPCには、特に日本人として使用する上で、大きな問題がありました。
文字の入力です。
PCを使う上で、文字の入力は避けることができません。
TabletPCは、ほとんどの場合、文字の入力にはスタイラスというプラスチック製の
ペンを用いて、画面に直接入力する方法が取られました。

漢字の入力の場合は、漢字入力エリアに、手書き認識によって漢字を直接書いていく
方式が多く採用されましたが、これは、認識速度や認識率の問題もあり、
キーボードを使ったほうがよほど使いやすいと思わざるを得ないものでした。

分厚く、時に熱を持ち、厚みもあってホールドが難しく、
スタイラスを使わなければ操作ができない、
TabletPCはこれだけのノートパソコンに対するハンデを抱えていました。

その上で、ノートパソコンより小さく作る必要があるので、高くなることが多いのです。
TabletPCが普及しなかったのは、こういう点があると思います。

次回はiPadとの差について書いていこうと思います。