新しいiPhone、新しいiOS
アメリカ時間6/7日午前10時より行われたアップル社のWWDC(World Wide Developer Conference)において、新型iPhoneである「iPhone4」、iPhone/iPadの最新OSとなる「iOS4」を発表しました。
ここ数年、WWDCはiPhone関連の発表が恒例のようになっていたため、人々の注目を集めましたが、期待通りの発表となりました。
iPhone4は現在のディスプレイの4倍の解像度を持つRetinaディスプレイ、前面カメラ、二つのマイク、Apple製A4プロセッサ、増加したバッテリ容量、従来の加速度センサに加えてジャイロセンサの搭載、500メガピクセルのカメラはハイビジョン動画を撮影することもできます。
iOS4はマルチタスクの搭載、アプリのフォルダわけ、メールアプリの拡張(受信メールの統合や、メールのスレッド表示、Exchangeアカウントを複数持てる等)、iPadと連携可能なiBooksの搭載、業務用途としてデータの暗号化、SSLVPNによる通信の暗号化などが搭載されます。
またアプリ開発者向けにアプリ内に広告を配信するiAdを公開。iAdはアプリ内などに挿入できるインタラクティブな広告で、これによる広告収入はアプリ開発者にも還元されます。
iPhone4は日本ではソフトバンクモバイルから、6月15日に予約が開始され、6月24日に発売されます。
iOS4は6月21日に各iPhone、iPodTouchでiTunes経由でアップデート可能となります。
iOSは開発者向けにはゴールデンマスター版がすでに配布されており、それによってアプリのアップデートなどが随時行われると思われます。