韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、日本の円安に懸念を示している。
サムスン電子に続いて現代(ヒュンダイ)自動車も四半期利益が大幅減益となるなど、ウォン高で輸出企業の業績低迷が表面化したことへの悲鳴にも聞こえる。
韓国銀行(中央銀行)は政策金利を引き下げたが、ウォン安効果は限定的で、打つ手は少ない。
一方で株価の下落は止まらず、外国人投資家が資金を引き揚げる「セル・コリア(韓国売り)」現象が加速しかねない状況だ。

 「輸出企業の利益が円安のために悪化する恐れがある」

 ロイター通信によると、朴大統領は政策を担当する側近らとの協議でこう述べたという。
朴大統領は「指標の短期的変動に過度に一喜一憂しない」とも述べたとされるが、ロイターは「大統領が為替相場に言及するのは異例」と伝えた。

 円とウォンの相場は今年8月半ばに1円=10ウォンの節目を突破した。ウォン高基調が続くなか、韓銀は8月に続いて10月15日にも政策金利を0・25%引き下げ、リーマン・ショック直後と並ぶ最低水準の年2・0%とした。

韓国のみなさん、頑張って下さいね~♪