今年1月が景気のピークとなり、今や景気は後退期入りしていると判断しているとロイターは伝えています。
この10月7日に内閣府が発表します景気動向指数では日本の景気が後退期入りしている姿を確認する実態が明らかになると見られており、企業は積み上げた在庫をどうするか、下期はかなりの企業は在庫処分損で赤字に転落するかも知れません。

昨日お知らせしましたダイハツの生産、販売台数をみれば、在庫が積み上がっているのは容易に判断出来ます。
この在庫水準ですが、リーマンショック後の最高水準となっていると言われており、これが更に増え続ける事態になっており、企業は景気は良いとの報道を真に受けて人を採用し生産を増やして来ていましたが、今や販売不振・在庫急増を受けて青くなっているところも多くあるはずです。

いち早く景気悪化を見抜いた企業は生き残りをかけて膨れ上がった人件費、材料費を削減するよう動いていますが、それでも消え行く(減少する)消費の前には削減は追い付かず、今後店舗閉鎖・人員削減等をドラスティックに行う企業が増えることになるはずです。
物価が上がる中、景気が悪化するという最悪の状況に日本は陥っていることになりますが、新興国経済もアメリカ一人勝ち政策で、景気が悪化するのは避けられず、何度も指摘しますが、世界経済には歪みが積み上がって来ており、リーマンショックを上回る大崩壊が迫ってきていると言えます。