GDP成長率がマイナス7.1%と7%を超える大幅なマイナスになったと発表になっています。
速報値はマイナス6.8%でした。

これでもGDPのかさ上げがありますので、実際には7.5%近いマイナス成長を記録していたことになります。
これは駆け込み需要の反動をいうレベルを超えており、本格的なリセッション入りしていると言えます。

7-9月期、10-12月期は予算の前倒し発注・補正予算投入と公共投資を膨らませるでしょうが、それでもプラス成長に戻せるか、極めて微妙と言えます。

3期連続マイナス成長でリセッション入りとなりますが、末端経済からすれば、そのような統計上の数字はどうでもよく、今、売れているか、客が入っているかが重要なのであり、実際の現場を見れば、4-6月期より悪化しているとの声が聞かれます。
実際、家電量販店やレストランなど行きましても、「客が来ない、客がお金を使わない」という声をよく聞きます。

このような声はGDP統計には反映されませんが、国民の消費はGDPの60%を占めると言われており、ここが5%を超えるマイナスになれば(-15兆円)、10兆円の公共投資を投入しましても、効果は限定的となります。

日本の景気には赤信号が点灯していますが、政府は「想定内」という言い方をして平静を保っていますが、内心は焦っているはずです。
物価は上がる(想定以下ですが)、給料は増えない、景気は悪化するという国民には3重苦の情勢を安倍政権はどのような舵取りをして乗り越えていくのでしょうか~♪