日本政府はパン用小麦の米国からの輸入を増やしている。食品メーカーにとって原材料コストの価格への転嫁が困難な状況にある中、割高なカナダ産の代替として米国産の需要が増えているためだ。日本はアジア2位の小麦輸入国。
日本政府は先月、米国産硬質赤冬小麦の輸入を前年同月比で26%増やし7万7140トンとする一方、カナダ産赤春小麦の輸入を8%減らした。農林水産省の農産部貿易業務課の岩濱洋海・課長によると、デフレの中、日本の食品メーカーは小売業者から値下げを迫られており、カナダ産より17%割安な米国産の購入を増やしている。
シカゴの小麦先物相場は11日に1年2カ月ぶりの高値に達し、年初来では26%高騰。食料価格上昇の可能性が高まっている。ロシアや米国などの輸出国では干ばつによる生産への影響が懸念されている。小麦の輸入と国内販売を管理する日本政府は、10月に国内の小麦価格を引き上げる可能性がある。