米銀最大手JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BOA)など銀行大手9行は今週、経営破綻後の事業整理の道筋を示す計画を提出する見通しだ。「大き過ぎてつぶせない」金融機関など存在しないことを示したい米政府の意向が背景にある。
ノンバンク資産が2500億ドル(約19兆8600億円)を上回る金融機関は整理計画、いわゆる「生前遺言」を7月までに銀行監督当局に提出する必要がある。数千ページに上ると予想される計画書が信頼に足る内容かどうか当局が判断する。
米金融規制改革法(ドッド・フランク法)に基づく銀行の整理計画は、納税者負担やより広範な実体経済への脅威を回避しつつ、複雑な金融機関の事業を清算する手段を政府に与える狙いがある。提出期限が近づく中で、銀行の規模を制限する手段として利用すべきだと考える向きと、そのような介入は不適切だと主張する陣営との間で、生前遺言が議論の焦点となっている。
グッゲンハイム・セキュリティーズのワシントン・リサーチ・グループの政策担当シニアアナリスト、ジャレット・サイバーグ氏は「結局のところ、JPモルガンとBOAを解体するための隠された手段とはなりそうにない。そのような徹底した措置を講じるには、生前遺言に書かれている内容が信頼できるかという議論以上の具体的な何かが必要になるだろう」と指摘する。
グラス・スティーガル法復活の主張も
生前遺言の規則は、整理計画が信頼できる情報に基づいていない企業にリストラや資産売却を強制する権限を監督当局に認めており、その場合、秩序立った方法で事業を清算することができない。米連邦預金保険公社(FDIC)のベアー前総裁は先週のインタビューで、「その権限を活用すべきだと思う」と発言。これに対して、カンザスシティー連銀のホーニグ前総裁は26日のブルームバーグラジオとのインタビューで、金融機関に個別にリストラを強制するのではなく、商業銀行と投資銀行業務の分離を定めたグラス・スティーガル法の規制を復活させるべきだと主張している。
スペインが今、重大な局面に差し掛かってきており、事実上国も銀行も資金調達できない事態に陥り始めており、
昨日、ラホイ首相は国会で以下のような演説をしています。

『このままでは我が国(スペイン政府)は長くは資金調達できない』

そして以下のような発言もしています。

『イタリアやほかの国々も市場での資金調達が困難になっている』

スペイン政府トップが事実上ギブアップしたもので今晩から始まりますEU首脳会議で、支援策を決めるようにスペイン側から要求を突き付けたわけであり、これにどうこたえるのかEUは重大な局面に差し掛かっています。

仮に「ヨーロッパ共同債」導入を決定した場合、負担が最も重くなるドイツはドイツ国債急落という事態に陥りますし、そもそもすぐに機能するわけでもなく、今、必要としているスペインには間に合いません。

市場がユーロ市場を見切った時、ドイツ国債をはじめ、スペイン・イタリア国債も暴落し、手が付けられない事態に陥ります。

EU首脳が覚悟を決めるのか、それとももはや先送り策はダメとしてバンザイしてユーロ崩壊を待つのか。

どちらの道をとりましてもユーロは崩壊するしかありませが、ユーロを捨てるという選択肢をとればドイツは生き残る権利を確保できます。

ドイツがユーロと心中するのか、それともドイツ単独で生き残ることを選ぶのか。今日・明日の首脳会議で決まりますが、決断できなくて、先送りするかも知れませんが、その際には、市場の洗礼が待っています。
ニューヨーク連銀が公表しました製造業景況感指数は日経報道では6月の指数は5月から一気に15ポイント低下の<2.29>となっており、フィラデルフィア連銀の同指数は<-16.6>と大幅な悪化を見せています。

経済統計上、大幅な悪化を見せた時には、実体経済はより悪化しているものですが、フィラデルフィア連銀・NY連銀指数が大幅な悪化を見せたということは、東海岸の製造業がガタガタになってきたということであり、これは最大の消費地であるニューヨークの消費にも必ず影響を与えます。

すでにNY・マンハッタンでは、一歩横道に入れば空き店舗が急増してきており、景気は確実に悪化しています。

一部の専門家は、不動産市場が回復してきているとしていますが、これには大きな「ある要因」があります。
銀行・金融機関が差し押さえ・競売を控えているのです。これは多分に政治的な動きであり、オバマ政権が選挙を控えて銀行に圧力をかけて差し押さえ・競売を控えさせているからなのです。アメリカ経済の実態はじわりじわりと悪化してきており、今後、ヨーロッパ経済・新興国経済の悪化が更に進みますので、世界中の経済の悪化がスパイラル的に進みます。