ニューヨーク・タイムズの取材に対し、相馬双葉漁協の南部房幸組合長がこう語っていた。

 「福島産のサカナを買ってくれるか保証はないので、われわれはまだ恐れている。しかし、このまま何もしないでいるわけにはいなない」
 “We’re still fearful, because we do not have any guarantee that anyone will ever buy fish from Fukushima again,” he said. “But we can’t stay idle forever.”

 (福島の漁師のみなさんの気持ちを思うと、胸が痛む)

 タイムズ紙はまた、「多くの日本人は政府の放射能測定結果を不安な目で見ている」と指摘した上で、こんな事実を暴露している。

 なんと東電が、20キロ圏内海域での独立した(第3者)調査チームによる海洋調査を拒否している――というのだ!

 タイムズ紙は、そうした東電の調査拒否が疑惑の火に油を注いでいる、と厳しく批判している。

 ……Many Japanese are wary of the government’s assurances about test results, and Tokyo Electric has made people more suspicious by refusing to let independent experts survey waters inside the roughly 12-mile exclusion zone around the plant.

 (フクイチの地上・地下からは、放射能汚染水の海用流出が続いているものとみられる。福島の漁師たちの受難は、なおも続く恐れがある)