2012年6月7日、北京商報によると、韓国の家電メーカー・サムスンのエアコン部門が中国市場から全面撤退する。江蘇省蘇州市にある同社の中国唯一のエアコン工場ではすでに生産ラインが停止している。
同工場は今年1月から順次生産ラインを縮小し、3月にはすべての生産ラインが停止されていたと、韓国サムスンの中国現地法人である三星(中国)投資有限公司の家庭向けエアコンの営業本部関係者が明かした。まだ製品が並んでいる販売店もあるが、在庫整理分だという。
関係者は、生産停止、中国市場からの全面撤退へと至った原因は産業規模が小さすぎたことやコスト面で優位に立てなかったことだとした。「赤字経営が何年も続き、生産停止となったのもやむを得ない」と話し、空調事業部の職員は次の職場探しをしている最中だと明かした。
蘇州市のエアコン生産基地は2000年に設立され、翌年から生産をスタート。2002年の年間販売台数は16万台、2005年には50万台に達したが、2009年には販売が振るわない状態となっていた。サムスンだけでなく、LGエレクトロニクスも2011年にエアコン部門を中国市場から撤退させている。
日本の各メーカーも不振で、シェアはダイキンが1%に届いている他は、東芝や日立などいずれも1%未満となっている。海外メーカーの中国におけるシェアは2010年末の時点でわずか5年の間に半減しており、中国市場からの撤退が続いている。
