エナジードリンク市場が活況を呈している。日本コカ・コーラが「バーン」を、
アサヒ飲料が「モンスターエナジー」を上半期に相次ぎ発売。他にも、「ロック
スター」や「マッドクロック」「シャークエナジードリンク」など、複数の
海外ブランドが日本上陸している。こうしてカテゴリーの注目度が高まったことで、
バーンやモンスターエナジーの初速は当初予想より好調に推移しているようだ。

国内のエナジードリンク市場でトップブランドの「レッドブル・エナジードリンク」は、
2006年からコンビニで本格販売を開始。派手なペイントを施したBMWの「ミニ」で移動し、
モデル風の女性が各所で行うサンプリングは、このときから地道に続けられている。

レッドブルがブレイクする転機となったのは、2009年。日本限定で発売された200円の
小型サイズ(185ml)が購入のハードルを一気に引き下げ、「2008年~2011年にかけて、
売り上げは約6倍に拡大した」(レッドブル・ジャパン)という。この急成長を目の当たり
にした各社が、満を持して参入したのだ。

「レッドブルる?」――。気分転換や気合いを入れるときに、最近の若者が使う合い言葉だ。
飲用ユーザーの年齢が高めの「リポビタンD」(大正製薬)や「オロナミンC」(大塚製薬)
などと異なり、エナジードリンクは10~20代の若者が好んで飲んでいる。

というのも、従来の栄養ドリンクは、若者にとって「体が疲れたときに飲む」イメージ。
それに対しエナジードリンクは、「体がつらくなくても、気分を高めるために飲む」もので、
より日常的なシーンで飲まれる。価格が高いので他の炭酸飲料より身近ではないが、元気を
もらえる存在だ。また、素材や健康機能に炭酸飲料のトレンドが移る一方、「若者が好む
本能刺激系の炭酸が少なくなった」(アサヒ飲料マーケティング本部の本田和寛課長補佐)
ことも、印象的な味のエナジードリンクが受けている要因だろう。

バーン エナジードリンク。2000年にヨーロッパとオセアニアで導入されて以来、
 世界85の国と地域で飲まれているエナジードリンク。50mlペットの「バーン エナジー
 ブースト」も発売されている。(写真中央)レッドブル・エナジードリンク。2005年から
 飲食店向けとして発売。翌年にコンビニに導入され、従来の栄養ドリンクと棲み分けされた
 エナジードリンク市場を確立。写真左は今年1月に発売された「レッドブル・シュガーフリー」。
 モンスターエナジー。2002年に米国で発売。北米、南米、欧州、豪州、アジア
 など世界57カ国以上(2010年度)で販売されている。写真左の「モンスターカオス」は
 果汁とエナジードリンクのミックスタイプ



$シロップ_821とそよ風の語らい