金曜日の日経平均は102円安の8440円と8500円を割り込んで引けていますが、もっと重大なことは9週連続安になっていることです。
買いが殆ど入らない中、売りが売りを呼ぶ展開になっていることです。
しかも、日銀が買いを入れているためにだらだらした下落となっており、底打ち感が全く出ない状態になっている
のです。
これでは来週200円下げ、再来週200円下げて日経平均7000円台突入となりましても、底打ち感は出ません。

このような中、トヨタが2000億円の社債を発行すると報道され、この報道では好意的な報道がされています。
もし、アナリストが本当に好意的な反応をしているのなら株価は上がります。
ところが、株価は下落しており、今週は一時的に3000円大台を割る動きをしていました。

日経等マスコミは好意的な報道をしているのにもかかわらず、なぜ株価は下がるのでしょうか?
理由は簡単です。
トヨタは資金難に陥りつつあるからです。

日経報道ではトヨタは1兆8000億円の現預金を持っており、資金も潤沢という報道をしていますが、これは片手落ちの報道となります。

では負債はないのでしょうか?
一言も書いていませんので、殆どの方はトヨタは無借金と思っていますが実際は膨大な借金を抱える会社になっているのです。

<連結>
短期借入金(負債) 3兆4506億円
長期借入金(負債) 6兆 422億円
合計  9兆4928億円

これだけの負債を抱えているのです。
実際に負債となればもっと増え、総額で19兆5844億円となっています。
(決算発表資料)

また、単体では、負債は7649億円となっており、ここでも無借金ではありません。
トヨタ自動車単体で、連続営業赤字を垂れ流しており、そのうえで配当金を出せば、いったいどうなるか、企業財務を勉強しなくてもわかります。

トヨタがわずか2000億円の社債を発行する意味がお分かり頂けたと思います。
社債を発行すれば、手数料もかかります。
今の低金利であれば、金融機関からいくらでも借り入れができそうなものですが、すでに膨大な借金を積み上げているトヨタであり、金融機関とて容易に貸せなくなってきているのが実態なのです。

日本を代表する超一流企業であるトヨタがこの有様では、ほかの会社は?となり、個人はまともに株を買おうとしません。

外国企業は今や財務のスリム化、規模の縮小を第一に取り組んでおり、その取り組みが全く遅れているか、反対に負債を増やし続けている日本企業は【買い】ではなく、【売り】となって当然なのです。

トヨタが無借金経営になれば、昔のような超優良企業となり、株価も今の2倍以上しましても何ら不思議ではありませんが、今のままでは無理かもしれません。

トヨタがだめなら何があるのか?となり、結果、買う株などなくなります。
これが今の日経平均下落の理由です。

今日の日経新聞に、株価下落グラフがありましたが、これを見て何か変、と思われた方がおられましたら、その方はかなり鋭い目を持たれています。

下落率10%以上
1位 : スペイン
2位 : ブラジル
3位 : イタリア
4位 : 日本

下落10%以下
5位 : ドイツ
6位 : インド
7位 : アメリカ

日本が、債務危機に直面していますスペイン・イタリアと同じく10%以上下落の層に入っているのです。
世界は日本を<スペイン・イタリア>と同じように見ている証拠でもあるのです。
今は日本はまだ国債は高いですが、流れは一瞬で変わります。
その際、日本は本当に今の<スペイン・イタリア>のようになります。

株価は先を読むと言われますが、今の日経平均が読む先の日本とは・・・。