今、ヨーロッパ経済が崩壊の危機に直面してきており、ECBの金融緩和で問題を先送りしてきましたが、経済がメルトダウンを起こし始めており、もはや崩壊を防ぐ手段がなくなりつつあります。

5月1日付けウオールストリートジャーナル紙は、リセッション入りとなっているヨーロッパ各国の四半期ごとのGDP変化を大きくグラフ入りで取り上げています。

ベルギー、チェコ、デンマーク、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ポルトガル、スロバニア、スペイン、イギリス

これだけの国が、同紙によれば「リセッション」入りとなっているのです。

まさにヨーロッパ経済は、ガタガタになってきているものですが、さらに悪いニュースが先ほど発表されました。

ユーロ圏の3月の失業率が<10.9%>となり、スペインに至っては<24.1%>とギリシャ(1月ですが)の21.7%を大きく上回ってきているのです。

今年、スペインの経済は2四半期連続でマイナス成長が予想されており、その中で失業率が早くも最悪の状態になり始めているのです。
すでに若者の失業率は<50%>を超えていますが、そのうち60%を超えてくるのは避けられず、そうなれば、社会は崩壊します。

忘れられていますが、ポルトガルは5四半期連続でマイナス成長予想となっており、スペイン・ポルトガルが並んで経済の崩壊が進んでおり、もはや「待ったなし」の状態になってきています。

即ち、今や打つ手なしとなりつつあり、唯一経済を立て直す方法はユーロから離脱し通貨を切り下げ輸出促進策をとることしかありません。

通貨を半分から10分の一に切り下げるとともに、預金・国債・対外債務を50%以上切り捨てれば、物凄いデフレが襲いますが、通貨切り下げのインフレ要因を抑えられます。
勿論、これは国民にものすごい痛みを与えますが、手段はこれしかありません。
それか無秩序に国家破綻するしか道はありません。

リセッション入りしている経済下にありながら、財政支出を削減するしか道がないヨーロッパ各国は今や死を待つしかありません。

ユーロ消滅までカウントダウンが猛烈な勢いで始まっていますが、その際には日本はどうなるでしょうか?
ユーロが崩壊すれば、日本の金融機関はすべて消滅します。