アップルの衰退を予想しているのはフォレスターの
ジョージ・コロニー最高経営責任者(CEO)。
スティーブ・ジョブズ氏(昨年10月死去)亡き後のアップルの未来について、
25日のブログで予想を展開した。

この中でコロニー氏は、アップルはあと2~4年は現在の勢いを持続できるだろうが、
後任のティム・クックCEOにジョブズ氏のようなスター性はなく、
ジョブズ氏の死によって空白ができたと指摘。
「新たなカリスマ指導者が登場しない限り、同社は偉大な企業から優良企業へと
転じる。それに伴い売り上げの伸びと製品の革新性も鈍化する」とした。

アップルが先週発表した1~3月期決算を見る限り、衰退の兆しは見えない。
しかしコロニー氏は長期的な予想として、かつて業界を主導してきたソニーや
コダックのような運命を、アップルもたどると見る。

コロニー氏は宗教的な用語とドイツの経済学者マックス・ウェーバーの言葉を
引用しながら「カリスマ的な組織は『(神の)恩寵を受けた』人物によって経営される」
と述べ、「カリスマ的な組織においては、魅惑的なリーダーを継ぐのはもう1人の
カリスマでなければならない。従業員と(アップルの場合は)顧客の感情的な連帯が
それを要求している」と解説。
その上でクックCEOについて「アップルは実績のある有能な幹部をジョブズ氏の後継に
選んだ。だが彼の官僚的手法は、恩寵という賜物を糧としてきた組織にはミスマッチで
あることがいずれ証明されるだろう」と述べている。