2012年度予算案が5日、成立する。野田佳彦首相は4日夜のNHK番組で、
政権の命運を懸ける消費増税関連法案について「何としても成立させないといけない」と述べ、今国会成立に強い意欲を示した。
自民党などが求める早期の衆院解散・総選挙は否定した。

 12年度予算案の一般会計総額は90兆3339億円で、11年度当初予算比2.2%減。
東日本大震災の復興経費を管理する特別会計を新設し、実質的な予算規模は過去最大。
歳入に占める国債の割合を示す国債依存度は49%と過去最悪だ。

 参院は5日の予算委員会と本会議で予算案を採決し、いずれも野党の反対で否決する。
その後、両院協議会を経て衆院の議決を優先する憲法の規定に基づき成立する運びだ。
審議入りの遅れや野党の抵抗で年度内成立を断念し、政府は14年ぶりとなる暫定予算の編成に追い込まれた。

 予算執行に必要な赤字国債発行法案は参院で否決されれば廃案となるため、
衆院で採決できない状況が続いており、成立のメドは立っていない。