東日本大震災から1年となった11日、ブータンでワンチュク国王夫妻が出席して法要が営まれ、震災の犠牲者
に追悼の祈りをささげました。
法要は、ワンチュク国王の呼びかけで首都ティンプーの寺で営まれ、ジェツン王妃や政府関係者、それに
ブータン在住の日本人など100人近くが参列しました。
まず、国王夫妻は寺の本堂で、ブータンで広く信仰されている仏教の伝統にのっとって、震災の犠牲となった
人たちが道に迷うことがないようにとランプに火をともし、両手を合わせて追悼の祈りをささげました。
このあと国王は寺の中庭へ移動し、地震が発生した時刻に合わせて、参列者全員で1分間、黙とうしました。
ワンチュク国王は親日家として知られ、震災翌日にもブータンで追悼式を行ったほか、去年11月には夫妻で
福島県相馬市を訪れ、犠牲者を追悼するとともに、被災した子どもたちを激励しました。
ワンチュク国王は参列した日本人にお茶を振舞いながら1時間ほど懇談し、「避難していた人たちは無事に
家に帰れましたか」などと問いかけ、被災地の状況を気にかけていました。
寺の住職は「震災が起きてからブータンの人々は日本の人たちのことをとても心配しています。
亡くなった方々の魂が安らかであるようにと祈りました」と話していました。
