今年のアジア通貨の中で韓国ウォンの価値が最も大幅に上がるという分析が出た。
韓国経済の堅調な基礎的事項(ファンダメンタルズ)・為替変動の縮小・外国人の韓国債券買入増加などがウォン高の主要因である。
24日の韓国銀行と国際金融センターの統計によると、先月のUSD/KRWは先々月末より2.5%値上がりした。同期間ユーロは0.9%、
日本円は1.8%の値上がりに留まった。
USD/KRW相場は昨年7月には終値基準1058.49ウォンまで落ちたが、米国の信用格付降格や欧州財政危機の余波で、同年10月には
1150.25ウォンまで上昇している。
その後徐々に安定を取り戻し、今年1月には1144.56ウォンにまで落ちた。今月は、1120~1130ウォン台を推移している。
HSBC(香港上海銀行)(※1)は最近出した報告書で、ウォンの安定的な流れ・韓国経済の堅調なファンダメンタルズなどを理由に「今年、
ウォンはアジア通貨の中で最も強気を見せるだろう」と予測した。
2010年6月に資本規制措置を通じた政府の構造的短期対外債務削減努力との外貨保有額増加などでウォンの為替変動性が縮小され、
対外不安への対応力が他の新興国に比べて丈夫になったというのがウォン最強説の根拠である。
フィナンシャルタイムズ(FT)は「外国人投資家が韓国の堅調なファンダメンタルを高評価しており韓国債券買入増加が続いている」とし、
この主張に力を加えた。
今年は外国為替市場を取り巻く環境が好意的なだけでは済まない。
総選挙と大統領選挙の二回の選挙が予定されており、金正日総書記の死亡後に浮上した韓半島への地政学的リスクは相変らずだ。特に
第1四半期には経常収支の悪化や外国人株主への配当など悪材料が潜んでいる。
しかし、HSBCは「ウォンの最近の為替変動性は、アジア通貨の平均よりも低い水準だ。地政学的リスクや選挙日程などが為替相場に与える
影響は大きくない」と評価した。
今年第1四半期のUSD/KRWレートを1110ウォン台と展望を提示し、最も好まれるアジア通貨グループとしてウォンを含んだ。
外国為替市場の関係者は「韓国の金融市場は外国人投資資金の流出入が容易な上、韓国のファンダメンタルも良い方で認識されているため、
長期的に見ればウォンは強気基調が続くだろう」と予測した。
国際金融センターのイ・サンウォン研究員は「ウォン高の見通しは最近のウォンが安定的な通貨になったという評価に起因する。対外不安が
現水準程度に維持されるならば、ウォンは堅調なファンダメンタルの中で強気が続くだろう」と予想した。
