以下は日経に掲載されました各分野の《世界シェア》ですが、日本企業の姿が消えていっているのがわかります。
《自動車》
GM 11%
VW 10%
トヨタ 10%
ルノー日産 9%
現代 8%
《冷蔵庫》
中国 ハイアール 16.5%
米 ワールプール 9.4%
スウェーデン エレクトロラックス 8.0%
韓国 LG電子 5.9%
日本 パナソニック 4.5%
韓国 サムスン電子 4.4%
《薄型TV》
韓国 サムスン電子 22.8%
韓国 LG電子 13.9%
日本 ソニー 11%
日本 パナソニック 8.2%
日本 シャープ 7.3%
日本 東芝 5.3%
「薄型テレビ」では日本企業は赤字のオンパレードで全滅しており、もはやテレビ製造では利益が出ない状態になりつつあります。
「冷蔵庫」でもパナソニックが唯一上位に入っていますが、ジリ貧となっており、このままいけば中国企業の攻勢で全面撤退となるかも知れません。
日本企業の世界での存在が如何に少なくなっているか、読売新聞も日経新聞も報じていますが、肝心の日本人は『我、関せず』となっており、これでは世界から引き離されるばかりとなります。
何くそ!と思う日本人、日本企業がいれば少しは変わるのかも知れませんが、今や日本全体がぬるま湯に浸かり、満足している状態であり、変わりようがない状態になっています。
日本産業が稼げない状態になっているものですが、ところが産業界や経済紙は企業の傷をなめてあげている有様です。
以下のその典型的な事例です。
<シャープを巡る太陽電池部門での日経記事>
*海外市場で中国メーカーとの価格競争に競り負けている日本企業は、売り上げの5~9割を国内で稼いでいる。日本の最大手、シャープは11年4月期の太陽電池事業が147億円の営業赤字だったが、国内に限れば黒字だった。
最後のとりで(日本国内)を品質やサービスなどの充実で守れるか、正念場だ。
シャープは円高で採算が悪化している太陽電池について「海外で現地生産、現地販売を加速する(片山社長)」。
大胆な構造改革などを通じて本業の立て直しにつなげれば、V字回復も見えてくる。
シャープが稼いでいる日本国内メーカーの太陽電池モジュールの最低価格は現在1キロワットあたり20万円程度と見られるが、中国メーカーの欧州市場で10万円前後の太陽電池を販売している。
太陽電池の価格は1年間で3~4割下がった、との声もある。
もし中国・カナダの太陽電池メーカーがシャープが稼いでいる日本国内市場に雪崩をうって参入してきた場合(実際この販売攻勢が始まっています)、価格は更に半分になるかも知れず、そうなれば、シャープは国内市場でも赤字に転落することになります。
V字回復どころか、全部門赤字で会社消滅という状態になりかねないのです。
今や太陽電池は、汎用品のようになってきており、規模の拡大がすべてになりつつあり、日本企業が苦し紛れに手掛けているようではとても世界企業と太刀打ちできない状態になっているのです。
日本企業存亡の危機に直面しているという危機感を経団連はじめ、各企業トップも持ちませんと、中国・韓国や他の国の企業に日本企業が淘汰されることになりかねません。
上記のシェアを見て、危機感を感じない企業経営者なら、その会社はつぶれて当然とも言えます。