人間の”無限の可能性”信じ苦難を乗り越え、勇気の前進!
地球上から悲惨な二字をなくす。
(略)
●どこの国も等しく起こりうる脅威(きょうい)
こうした予期せぬ脅威(きょうい)は、災害以外にも、突然の経済危機が引き起こす生活不安の拡大や、気候変動に伴う急激な環境悪化など、さまざまな形で人々に襲いかかるもので、先進国や途上国をとわず起こりうるものです。
世界銀行のロバート・ゼリック総裁が、世界経済は新たな危険地帯に入りつつあると警告したように、今、経済危機が各国で連鎖的に広がっています。
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今や世界の失業者数は2億人近くに達するなど多くの国で生活不安を訴える声がつよまっています。
なかでも若者の失業者率は深刻で、他の年齢層の2倍から3倍にのぼる国もあり、職を得ても非正規むで低賃金といった不安定な雇用が状態化しています。
私はこれまでの提言で、本来あってはならない「生命の格差」や「尊厳の格差」
が生まれた国に育った環境などによって左右されてしまう、”地球社会の歪み”を是正する是正するための提案を重ねてきました。
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第一に視座は、国家が最優先できるべきものは、民衆の幸福と安全であるとの思想哲学です。
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東日本大災害でも見られました。
そうした方々の苦しみや心中を思えば、政治の対応はあまりにも遅すぎると言わざるを得ません。
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第2の視座として提起したいのは、「一身の安堵を思わば先ず四表の静謐をいのらん者か」とあるように、”自分だけの幸福や安全もなければ、他人だけの不幸や危険もない”
との生命感覚に基づいた世界観の確立を訴えていることです。
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第3の視座は、対話を通じて「憂いの共有」から「誓いの共有」への昇華を果たす中で広がる「エンパワーメント(内発的な力の開花)の連鎖が事態打開の鍵となるとのどうさつです。
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民衆自身が巻き起こすエンドパワーメントの連環が、どんな絶望の闇も打ち払い、希望の未来への旭日を立ち昇らせゆくための要諦があるのではないでしょうか。
「聖教新聞」2012年1月26日(木曜日)