14日午前9時ごろ、北茨城市磯原町磯原の磯原海岸にマッコウクジラの雌1頭が打ち上げられ、動けなくなっているのが見つかった。
クジラは体長約4メートル10センチ。群れからはぐれた子どもとみられる。
同市農林水産課によると、クジラが同市周辺に打ち上げられたのは2010年2月に高萩市に漂着して以来、約2年ぶり。
同課によると、同日午前7時半ごろ、南に約5キロ離れた場所で同じとみられるクジラがいったん発見されたが、
付近にいたサーファーたちによって海に返されたという。
その後、同9時ごろまでに磯原海岸に漂着、岸壁に頭などをぶつけたらしく、傷を負っていた。
駆け付けたアクアワールド県大洗水族館の職員や獣医が診断したところ、衰弱が激しく、
海に放しても水族館で引き取っても生きていく力はないと判断、麻酔を使い安楽死させた。獣医の鷹岡忍さん(75)は
「頭や口の傷がひどく、食べる力はない。潮の流れや海水温が変わると方向性を失い、群れからはぐれることもある」と話した。
クジラが引き揚げられる様子を見守っていた同市、会社員男性(40)は「かわいそうだが、生きていけないのだから安楽死は仕方ない」と話した。
引き揚げられたクジラは砂浜に重機で掘った穴に埋められた。
