「今後数カ月以内に、日本国債が危機に陥る可能性がある」。
米有力ヘッジファンドのヘイマン・キャピタル・マネジメントが顧客に送った手紙が米市場で話題を呼んでいる。
創業者のカイル・バス氏が日本国債を国内の投資家が買い支える構図に限界がきていると指摘。
欧州債務危機の深まりとともに、巨額の財政赤字を抱える日本にも危機が迫っていると警告した。

バス氏は11月30日付の手紙で「日本の貿易収支は今年度、赤字に転落する」と日本経済の厳しさに言及。
労働人口の減少で来年半ばには貯蓄率もマイナスになると予測した。
巨額の政府債務を抱える日本も「(国債価格の急落など)債務危機は避けられない」などと主張した。

ヘイマン・キャピタルはテキサス州に本拠を構えるヘッジファンド。バス氏は米住宅バブルの崩壊や
欧州の債務危機をいち早く予測し、米金融界で有名になった。昨年からは先進国でも特に日本に照準を合わせ、 「日本売り」の取引を手がけているとされる。