米アップルは2012年半ばにも、米ヒューレット・パッカード(HP)を超え、世界一のパソコンメーカーになる見通しだという。
調査会社カナリスが発表した。

カナリスは、パソコンの分類にタブレットPCも含め、調査を行った。
同レポートでは
「タブレット端末、特にiPadは昨年、パソコン業界を根本的に変えた。
 アップルは2011年第3四半期に世界パソコン市場でシェア第2位に上昇した」と報告されている。
カナリスによると、2011年のタブレットPC販売台数は5900万台に達すると予想される。

タブレット端末をパソコンのカテゴリーに入れることで、アマゾンやバーンズ・アンド・ノーブルも、
それぞれキンドル・ファイア(Kindle Fire)、ヌック・タブレット(Nook Tablet)によって「パソコンメーカー」となり得る。

カナリスのアナリスト、ティム・クーリング氏は
「今年第4四半期のiPad販売は、アップルの中核市場である米国で、
 キンドル・ファイアやヌック・タブレットが比較的安価で発売されることから、圧力下におかれるとみられる。
 HPやアップルは、第4四半期にトップ争いをするだろうが、
 アップルはHPを抜き去る前に、iPad 3の発表を待たねばならないかもしれない」と述べた。

ヒューレット・パッカードは、以前はタブレットPC市場に参入していたが、
今年8月にタッチパッド(TouchPad)の販売低迷を受けてタブレットPCの生産をやめると決めた。
しかしHPの業績は芳しくない。10月末で終了した第4四半期には、純利益が91%減、売上高も3%減少した。

一方のアップルは、パソコン市場でのシェアを昨年の9%から、今年は15%に伸ばす見通しだ。
アップル以外の各社は、収益性を上げるため奮闘している。
しかし業界アナリストらは、アップルのiPadが500ドルから830ドルと、比較的高い価格帯にあることから、安価な代替品に勝ち目があると見ている。

NPDグループのステファン・ベイカー氏は、
「アップル以外のタブレット端末を購入した消費者の76%が、iPad購入を考慮もしなかったという調査結果から、
 大部分の消費者が(iPadの)代替品を求めており、市場の残りのものにもビジネスチャンスがあることが示されている」と語っている。

CNNによると、キンドル・ファイア(199ドル)は今年中に最大500万台の販売が見込まれている。
またヌック・タブレット(249ドル)も同程度の販売台数が期待されている。


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