消費者物価はこの長いデフレでも余り下がっていませんね。
「じゃ、なんでデフレっていうんだ??」となりそうですが、
同じものに着目した値段(消費者物価指数)は下がらないうちに、給料を下げられた国民は同じ機能の安いものを買うようになっています。
だから、100円ショップは繁盛し、牛丼屋も繁盛しますが、レストランは潰れ、4000円の床屋も潰れ、代わりに10分1000円の床屋に置き換わっています。
つまり、「同じ価格のモノをもし買うとすれば」、という前提に立つ消費者物価指数はデフレでの人の行動(安いものにシフトする)を反映しないってことです。
消費者が似た機能で安いもの(「下級財」と言います)にシフトする、デフレでの実態を反映する物価指標は「GDPデフレータ」といいます。
こちらは日本は’97年からずーっと下げています。 
デフレでの国民生活実感に合うのは新聞でよく見る「消費者物価指数」ではなく「GDPデフレータ」だということは知っておいて損はないですよ。