素粒子のニュートリノが光より速いという実験結果を9月に発表した国際共同研究グループOPERA
が17日、精度を高めた再度の実験でも、同じ結果が得られたと発表した。
実験は、スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)の加速器から人工的に
作りだしたニュートリノを打ち出し、約730キロ離れたイタリアの研究所の検出器に到達するまでの
時間と距離を測定している。
10月下旬から11月上旬にニュートリノが発生する時間をより厳密に測定したところ、同じ結果が
得られたという。ただ、場所や距離の測定に全地球測位システム(GPS)を利用している点は前回と
変わらない。
このGPSの精度を疑問視する指摘もあることから、研究グループでは「実験方法に関する疑問の一つは
排除できたが、最終的な結論に達したわけではない」としている。