ユーロ圏でのデフォルト(債務不履行)を回避するために欧州が行動するための時間は、「わずか数日ないし数週間」しか残されていない可能性があると米銀シティグループのチーフエコノミスト、ウィレム・ブイター氏が警告した。
ブイター氏はブルームバーグテレビジョンの番組「サーベイランス・ミッドデー」の司会者トム・キーン氏とのインタビューで、「時間がなくなるスピードが速い。スペインやイタリアのような国の基本的に不必要なデフォルト発生の重大なリスクが生じるまで、恐らく数カ月の猶予があるとは思うが、数週間ないし数日かもしれない。それは欧州の銀行システムを北米もろともひきずり倒す金融の破局につながる。欧州は今、行動する必要がある」と訴えた。
同氏はまた、高債務国の救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の支援能力拡大がない限り、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏を支援するための唯一の手段だと指摘。ECBは「最後の貸し手」の役割を拒否し、ソブリン債を直接買い入れることに消極的だとした上で、「ECBは渋々受け入れざるを得ないのだろうが、彼らがそれをやらなければ、ユーロ圏は終わりだ」と語った。
今やヨーロッパ中が炎上してきていると言え、これを「消す」ための「お金」を世界は持ち合わせていません。「ユーロ」は燃えて(Burn)無くなるしか道はありません。
即ち、ヨーロッパの金融市場が国債暴落から金融機関マヒに発展し、ユーロが信用を無くし、事実上国際間の決済通貨から消えることになります。
そしてこれが円紙幣の消滅にまで発展することになりますが、ではこれがいつまでに起こるか、となります。
今年の12月のクリスマスは『暗黒のクリスマス』になるのは避けられないとみており、今後1ケ月以内に事態は大激動するかも知れません。ウイーンにまで危機が波及してきた今、我々に残された時間はそうありません。
【10年国債利回り】(FT紙)
<今のところ健全な国>
デンマーク 1.91%
ドイツ 1.81%
オランダ 2.43%
<危機が迫る国>
フィンランド 2.50%
オーストリア 3.62%
フランス 3.70%
ベルギー 4.92%
<事実上の破たん及び破たん危機>
ギリシャ 32.29%
ポルトガル 11.52%
アイルランド 8.22%
イタリア 7.28%
スペイン 6.43%
近日中に<事実上の破たん及び破たん危機>に上記のベルギー、フランス、オーストリアが入れば、ユーロ圏は崩壊します。
国債利回り2.50%のフィンランドに危機が波及すれば、<危機が迫る国:4ケ国>は全て<破たん危機>に格下げされます。ドミノ倒しが始ってきています。