黒板を爪でひっかいたり、発泡スチロールをこすりあわせたりする音でゾクッとするのは、
これらの音の周波数が、人間の耳の敏感な帯域を直撃しているためとする研究結果を、オーストリア・ウィーン大学などの
研究者がまとめた。
米カリフォルニア州サンディエゴで開かれていた音響学会で発表した。
研究チームは、黒板を爪やチョークでひっかく音を録音。録音から特定の帯域を取り除くなどして被験者に繰り返し
聞かせ、不快さの程度を判定してもらった。
その結果、最も強い不快感を呼びおこすのは、2000~4000ヘルツの周波数帯であることが分かった。
人間の声や音楽にも含まれるが、黒板を爪でひっかく音などが集中する帯域だ。人間の耳の穴はこの帯域を増幅する
構造になっているため、特に耳障りに感じるらしい。また、不快な音では音の高低の変化も、不快さの原因になった。