東日本大震災の後、岩手・宮城・福島の3県から県外の学校に転校した子どもは、ことし9月1日現在でおよそ
1万4000人に上り、このうち85%は福島の子どもであることが、文部科学省の調査でわかりました。

文部科学省は、東日本大震災の後、別の学校に転校した小中学生や高校生などの人数をことし9月1日現在で 調査しました。

それによりますと、全国で県外の学校などに転校した子どもは、あわせて1万5564人で、このうち89%にあたる
1万3933人は、岩手・宮城・福島の3県から県外に転校した子どもでした。

転校した子どもは、福島が最も多い1万1918人で、3県で転校した子どもの85%を占め、前回、5月の調査より
1900人あまり増加しました。

福島から県外に転校した子どもは、▼小学生が最も多い55%で半数を超え、▼次いで幼稚園児が17%、
▼中学生が16%、▼高校生が10%などとなっています。

福島に次いで県外への転校が多いのは、▼宮城県で1702人、▼岩手県は313人でした。

3県の子どもの転校先は、▼山形県が最も多い1362人、▼東京都が1295人、▼埼玉県が1278人でした。

一方、県外ではなく同じ県内の学校に転校した子どもは、▼福島が6450人、▼宮城が2896人、▼岩手が813人でした。

転校の理由について文部科学省は、「原発の事故による放射線に対する不安や、仮設住宅への移動に伴う転居で、 夏休みを経ても、特に福島で小さい子どもを中心に転校が続いている」と話しています。