7日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが下落した。フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げたことが重しとなった。
フィッチは、イタリアの格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」へ1段階、スペインを「AAプラス」から「AAマイナス」へ2段階引き下げ、ユーロ圏債務危機や財政健全化をめぐるリスクを理由に挙げた。一時上昇していたユーロは、これを受けて値を消した。
デーリー・フォレックスの為替アナリスト、デビッド・ソング氏は「(格下げで)ソブリン危機に再び焦点が当たり、(危機)波及リスクが高まった」と指摘した。
ユーロ/ドルは0.3%安の1.3388ドル。一時1.3524ドルまで上昇していた。
ドルは円とスイスフランに対しても上昇し、ドル/円は0.2%高の76.85円。ドル/スイスフランは0.6%高の0.9258スイスフランとなった。
ポンドは対ドルで0.7%高の1.5545ドル。前日はイングランド銀行(英中央銀行)が資産買い入れプログラムの規模拡大を決定したことから一時1.53ドルを割り込み、一時約1年2カ月ぶりの安値をつけていた。
この日発表された9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回る10万3000人増となった。米経済をめぐる懸念がやや後退したことからカナダドルや豪ドルなど資源国通貨が買われる可能性がある。
米経済がリセッション(景気後退)を回避できるとの見方が定着すれば、ドルを調達通貨として用いるキャリートレードが再び活発化する可能性があるとの声がトレーダーから聞かれた。
ムーディーズは、イギリスの12行を格下げし、ポルトガルの9行も格下げしています。
主な格下げは、ロイズが一段階、RSBが2段階となっており、中には5段階格下げされた金融機関も出てきています。
今後、更なる格下げが行われる可能性が強く、特に、イタリアは今月中にも数段階格下げされる金融機関が続出するのではないかと言われており、ジャンク格に格下げされ経営破たんする金融機関が続出すれば、イタリアの金融危機が一気に表面化します。
今はベルナンキFRB議長金融緩和発言で世界中の株式市場が買われ、金融市場が平穏となっていますが、果たしていつまで持つでしょうか?
また、ヨーロッパの金融緩和発言も飛び出し、これでヨーロッパ通貨が買われていますが、これもいつまでもつか、時間の問題だと言えます。
日本の金融機関の格下げが、全ての準備が終わるまで、行われないことを望むばかりですが、みずほの109円という株価が格下げ危機を示唆していなければ良いですが。