KDDI(au)が米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」を
 年内に発売することが3日、分かった。携帯電話向けメールのシステム対応に時間がかかるため、
 当初は携帯メールを利用できないおそれがあるが、顧客獲得を優先する。一部機能が利用
 できなくても人気の高いアイフォーンを求める顧客がいると判断した。

 アイフォーンの次期機種は、アップルが4日(日本時間5日)に米国で発表するとみられている。
 これを受け、これまで日本国内で実質的に独占販売をしてきたソフトバンクモバイルは10月中にも
 後継機種を発売する見通し。
 KDDIはアイフォーンでも「@ezweb.ne.jp」が付く携帯メールが利用できるようにする考え。
 システム対応に時間がかかるため、販売は年明けになる見通しだったが、需要期である年末商戦前に
 発売、利用者の囲い込みを優先する。ソフトバンクへの対抗上、発売が10月になる可能性もある。

 アイフォーンについて日本ではソフトバンクが2008年7月に発売。これをテコに同社は8月末まで
 携帯電話契約者の純増数で17カ月連続で首位に立った。KDDIはスマホの品ぞろえで出遅れたため、
 携帯契約者の純増数でソフトバンク、NTTドコモの後じんを拝してきたが、アイフォーンの獲得で
 巻き返しを図る。

 KDDIがアイフォーン発売に踏み切ることで、国内携帯電話各社の競争は激化する見通し。
 ソフトバンクは冬春向けに米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマホ11機種を
 発売、アイフォーン依存からの脱却を目指す。国内携帯最大手のNTTドコモはアンドロイド搭載の
 スマホへのシフトを加速する方針だ。