NHKによると北朝鮮による原敕晁さんの拉致事件で、警視庁は北朝鮮の工作機関の幹部だった
男が実行犯とされる元工作員に拉致を指示した疑いが強まったとして、
来月中にも国外移送目的略取などの疑いで国際手配する方針を固めました。

大阪の中華料理店で店員をしていた原敕晁さん(当時43歳)は、昭和55年
6月、北朝鮮の元工作員シン・グァンス容疑者(82)らに貿易会社の面接を
装って宮崎市の海岸に誘い出され、北朝鮮に拉致されたとされ、5年前、
シン元工作員ら2人が国際手配されています。この事件について、警視庁は、
一連の日本人拉致事件を取り仕切っていたとみられる北朝鮮の工作機関
「対外情報調査部」のカン・ヘリョン元副部長が、シン元工作員に日本での
活動資金を渡すなどして原さんを拉致するよう指示した疑いが強まったとして、
来月中にも国外移送目的略取などの疑いで逮捕状を取り、国際手配する方針を
固めました。警視庁によりますと、カン元副部長は、キム・ジョンイル総書記
から日本人拉致事件に関する指示を直接受けていたとみられ、現在、80代
半ばとみられるということです。警視庁は、今後、外交ルートを通じて
カン元副部長の身柄を引き渡すよう北朝鮮側に求めることにしています。