午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から下落し、76円半ばで推移している。上半期末にあたる9月末をにらんで、仲値にかけて売り遅れていた輸出企業などの実需売りが強まった。

 仲値通過後は売りが一服したため76円半ばで下げ渋ったが、9月末日にかけて実需売りと介入警戒感とのせめぎ合いが続くとみられている。 

 きょうは、スポットベースでの9月末日に対する応答日。売り遅れていた輸出企業などが、仲値にかけて上半期末をにらんだ見切り売りを持ち込んだ。ドル/円は、海外市場では米国金利の上昇を受けて上昇、未明に76.94円まで買われていたが、戻りの上値を実需売りに叩かれた。「一部の自動車メーカーは前夜から継続的に円買いを実施していた」(邦銀)との指摘も聞かれた。

 仲値通過後は実需売りが一服し、ドル/円は76円半ばで下げ渋った。ただ、月末日にかけて見切り売りが続くとの声は多い。過去最安値(75.941円)までのりしろが乏しい一方、「参加者は、下値を割りこめば介入が入ると思っている」(大手銀行)ことから、実需売りへの警戒と介入への警戒がせめぎあい、結果的に76円半ばでもみあった。「実需勢も、下値を追いかけてまでの売り焦りはないようだ」(国内銀行)との声も聞かれた。

 海外市場で欧州から米国へと続いた株高は米国市場終盤には息切れし、アジア市場に入ると一服。中国の上海総合指数やインドのSENSEX指数が下落した。リスク回避地合いが徐々に強まり、緩やかに円買い圧力がかかった。

 こうしたなかで、個人も、ドル/円、クロス円とも、ロングポジションの手仕舞いに動いたという。「利益確定売りのほか損失確定売りもでて、全体にポジションをクローズしている」(運用会社幹部)との声が出ている。

 くりっく365によると、直近データのある27日までに、ドル/円、ユーロ/円などで幅広くロングポジションが減少し、ドル/円のロングは30万枚を割り込んだ。一方で着実にショートポジションが増えており、ドル/円、クロス円を圧迫しているという。 

 <ユーロは海外高値で当面の戻りの上値を確認した可能性> 
市場はギリシャ問題をめぐって一喜一憂。海外市場では、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のレバレッジ活用を当局者が用意しているとの期待感が広がり、リスク回避地合いが和らいで欧米株価が上昇。ギリシャ議会が不動産税導入を承認しドイツのメルケル首相がギリシャを支える姿勢を示したことで第6次融資実行への期待もでてユーロにショートカバーが入り、対ドルで1.3669ドルまで、対円で104.96円まで買われた。

 しかし米国市場終盤から徐々にリスク回避ムードが戻り、アジア株の上昇を押さえた。ユーロも弱含みとなり、対ドルで1.3541ドル、対円で103.66円まで軟化した。市場では、海外高値で当面の戻りの上値を確認した可能性があるとの声が出ている。

 市場では「欧州に関するショートカバー材料は、きのうでいったん出尽くした感がある。ユーロ/円は105円が上値の壁になりそうだ」(国内銀行)との声が上がっている。

 きょうはフィンランドでEFSF拡充に関する議会採決が予定されており、明日はドイツで議会採決がある。市場では、ともに承認されるとみる声が多いが「それだけではショートカバーの域を出ない。ユーロ/ドルの戻りは1.37ドルがせいぜいだろう」(大和証券債券部部長、亀岡裕次氏)という。

 亀岡氏は、ギリシャ問題を考えるうえでのポイントは、ギリシャの債務カットと指摘。そのためには、債務カットで財務が悪化する銀行に対する公的資金注入などの支援体制をまず整備して、金融システムリスクを遮断しなければならないとしている。しかし、欧州では金融機関への負担拡大論やESMの早期導入など議論が百出しており、集約の動きがみえてこない。

 議論の節目は来週初のユーロ圏財務相会合やEU財務相理事会で「市場は、ギリシャの債務カットに向けた議論を深めていくことを期待している」(亀岡氏)。一方で「これまでと同様、何も決まらないかもしれない」(国内銀行)との声も出ている。 
増税派の野田総理はすでに「あるプロジェクト」がスタートしているという噂があります。国家破産後の水面下で進めるためにマスコミ報道に情報統制がとられているらしい。
それが、政府紙幣券・発行という噂もあります。