米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は19日、イタリアのソブリン格付けを1ノッチ引き下げ「シングルA」とした。経済成長の弱さと連立政権の脆弱(ぜいじゃく)さのために、高まるユーロ圏危機の阻止が難しいことが理由という。
ユーロ圏3位の経済規模を持つイタリアは欧州債務危機拡大の影響や10年以上にわたる国内の成長停滞に取り組んできたが、今回のニュースは同国がさらに後退したことを示す。

ユーロ圏3位の経済規模を持つイタリアは欧州債務危機拡大の影響や10年以上にわたる国内の成長停滞に取り組んできたが、今回のニュースは同国がさらに後退したことを示す。シングルAの格付けは、投機的等級より5段階上だ。アウトルックはネガティブに据え置かれた。経済成長に対する見通しが悪化している上、政府が分裂しているため議会がこうした課題に断固として対応する力は限られる公算が大きいことを反映している。ポルトガルの格付けは<BBBー>であり、次回イタリアはポルトガルと同じの<BBB>格以下に格下げされることになりますが、経済成長率が1.3%から0.7%に引き下げられており、更に国内で騒乱等が頻発しており、国内政治的・社会的に大混乱(政権崩壊等)が起こるかも知れず、この場合には格付けが一気に数段階引き下げられることもあり得ます。
しかもこの流れが10月末に向けて一気に進むことになりますので、今まで先送りされてきた危機が一気に噴き出すことになります。
今まで平穏であった事が不思議な位ですが、一旦メルトダウンが起こりはじめれば止める手段がなく、今、それが本格的に起こりはじめているのです。