昨日、英国銀行の格下げについて触れたが、すでに英国の"恐慌"が、「大恐慌」を上回る可能性が出てきた。以下は、2日付FT紙からの要約である。
現在の英国の恐慌(ディプレッション)は、少なくとも第1次世界大戦以降では最長となる。成長率が劇的に上昇しなければ、「大恐慌」を上回る国内総生産(GDP)の累積損失を生む可能性も高い。景気後退は経済が縮小する期間だ。これに対して恐慌は、GDPが当初の水準を下回っている期間と定義できるかもしれない。
過去1世紀で最も長かった恐慌は、1979年6月~1983年6月(マーガレット・サッチャー政権下)の恐慌と1930年1月~1933年12月(大恐慌)の恐慌だった。現在の恐慌が過去最長の前例より短くなるためには、2012年4月までに終わっていなければならない。だが、その期限まで残すところ8カ月となっても、GDPは起点を4%近く下回っている。たとえ経済成長率が今すぐ年率4%に跳ね上がったとしても、恐慌が終わるまでにはさらに1年間かかる。成長率が年間1.5%であれば、恐慌は72カ月間続くことになり、過去1世紀で最も長かった恐慌よりざっと50%も長くなる。
落ち込みが最も険しかったのは1920~24年の恐慌で、それに続くのがGDPが最大7.1%減少した大恐慌だ。だが、今の恐慌はそれよりわずかに劣るだけで、GDPが6.5%落ち込んでいる。GDPの累積損失では今回の恐慌は1930年代よりも大きくなる可能性が高い。当時は累積損失がGDPの17.7%だったのに対し、今回はこれまでで14.5%となっている。しかし、この恐慌は終わっていない。もし成長率が年間2%であれば、累積損失はGDPの18%を超えることになる。つまり、これは英国の基準からすると巨大な恐慌だ。
世界中の主要新聞・マスコミはようやくここにきて、警鐘を鳴らしてきていますが、世界中の資産家は既に現物資産への疎開等を済ませ、今後、襲ってきます大恐慌・金融恐慌への備えを済ませています。
さらに悪いことに、当初はほとんど誰も予想しなかった状況が、今ではほぼ修復不能と見なされている。多くのアナリストは、潜在GDPがGDPそのもの(実際のGDPは2008年以前のトレンドを優に10%以上下回っている)と同じくらい落ち込んだと考えている。英国は今、過去1世紀以上にわたる恐慌の中で、確実に最も長くなり、相当ダメージが大きい恐慌のまっただ中にある。前例と比べた場合の今回の恐慌の特徴は、恐ろしいほどの回復局面の弱さだ。その原因は、潜在供給力の激減ではなく、需要の弱さである可能性の方がはるかに高い。だが、打てる手はほとんどないというのが一般的な見解だ。そのような破滅の予言には気をつけた方がいい。そうした予言はいとも簡単に、おのずと現実と化してしまうものだ。
現在の英国の恐慌(ディプレッション)は、少なくとも第1次世界大戦以降では最長となる。成長率が劇的に上昇しなければ、「大恐慌」を上回る国内総生産(GDP)の累積損失を生む可能性も高い。景気後退は経済が縮小する期間だ。これに対して恐慌は、GDPが当初の水準を下回っている期間と定義できるかもしれない。
過去1世紀で最も長かった恐慌は、1979年6月~1983年6月(マーガレット・サッチャー政権下)の恐慌と1930年1月~1933年12月(大恐慌)の恐慌だった。現在の恐慌が過去最長の前例より短くなるためには、2012年4月までに終わっていなければならない。だが、その期限まで残すところ8カ月となっても、GDPは起点を4%近く下回っている。たとえ経済成長率が今すぐ年率4%に跳ね上がったとしても、恐慌が終わるまでにはさらに1年間かかる。成長率が年間1.5%であれば、恐慌は72カ月間続くことになり、過去1世紀で最も長かった恐慌よりざっと50%も長くなる。
落ち込みが最も険しかったのは1920~24年の恐慌で、それに続くのがGDPが最大7.1%減少した大恐慌だ。だが、今の恐慌はそれよりわずかに劣るだけで、GDPが6.5%落ち込んでいる。GDPの累積損失では今回の恐慌は1930年代よりも大きくなる可能性が高い。当時は累積損失がGDPの17.7%だったのに対し、今回はこれまでで14.5%となっている。しかし、この恐慌は終わっていない。もし成長率が年間2%であれば、累積損失はGDPの18%を超えることになる。つまり、これは英国の基準からすると巨大な恐慌だ。
世界中の主要新聞・マスコミはようやくここにきて、警鐘を鳴らしてきていますが、世界中の資産家は既に現物資産への疎開等を済ませ、今後、襲ってきます大恐慌・金融恐慌への備えを済ませています。
さらに悪いことに、当初はほとんど誰も予想しなかった状況が、今ではほぼ修復不能と見なされている。多くのアナリストは、潜在GDPがGDPそのもの(実際のGDPは2008年以前のトレンドを優に10%以上下回っている)と同じくらい落ち込んだと考えている。英国は今、過去1世紀以上にわたる恐慌の中で、確実に最も長くなり、相当ダメージが大きい恐慌のまっただ中にある。前例と比べた場合の今回の恐慌の特徴は、恐ろしいほどの回復局面の弱さだ。その原因は、潜在供給力の激減ではなく、需要の弱さである可能性の方がはるかに高い。だが、打てる手はほとんどないというのが一般的な見解だ。そのような破滅の予言には気をつけた方がいい。そうした予言はいとも簡単に、おのずと現実と化してしまうものだ。