「ロス・シェアリング(損失分担)の観点から単価は従来の半分で注文書を書かせて頂けないでしょうか」。
4月中旬、大阪市内のシャープ本社で経営幹部が切り出した。
積み上がった在庫を減らすため4月初めからテレビ用液晶パネルの生産を中断、大幅な収益悪化が不可避の状況だった。
「昨年末にも同じことを言われたばかりなのに」。集まった液晶部材事業者は不満を募らせながらも、
数社が一定の値引きに応じた。それでもパネル…
亀山モデルという幻想に酔い、堺で巨大投資を行いましたが、今やこの巨大投資はソニーからも逃げられた揚句、どうにもならない巨大廃墟になりつつあるのです。
ここが廃墟になれば、シャープは債務超過に陥り、倒産することもあり得ます。
今や液晶部門ではサムソン・LG電子が世界を席巻しており、ソニー製品ですら叩き売られている有様で、日本企業総崩れとなっているにも拘わらず、経営者はいまだその事実を見ようとせず、下請けに負担を押しつけ、生き延びようとしています。
これで世界で勝てる筈がありません。
下請け企業から仮に『もはやシャープとは取引はしない。共倒れはご免こうむる』という会社が出てきて、サムスンやLG電子と組むところが出てくれば、シャープは一気に崩れますが、この図式は他の企業・産業でも言えます。
自動車もそうですし、産業機械分野でもそうです。
先がある値引き要請であれば企業は耐えることもあるでしょうが、先がない値引き要請なら、企業体力がある企業なら、「こちらから取引はしない」と通告することもあり得、そうなれば、まともな製品が作れない事態に陥ります。
下請けに甘えてきた大企業が消える寸前に来ているのが今の日本であり、今後、中小企業でも甘い経営をしてきた企業はどんどん消えていくことになります。
今、襲ってきていますヨーロッパ発の金融危機はしっかり経営してきた企業でも一瞬にして飲み込んでしまう程の巨大な波であり、くれぐれも経営者の方は気を緩めることなく、対処してください。