米財務省が15日に発表した6月の国際資本統計によると、中国が米財務省証券(短期債を含む)の保有額を3カ月連続で増やした。日本は保有額を2カ月ぶりに減らし、首位中国との差は拡大した。長期国債に限った月間売買動向によると、中国は購入額から売却額を差し引いた買越額が41億ドル(約3150億円)と前月の約半分に縮小。日本の買越額も前月比73%減となっている。
 今回の統計は、米連邦債務上限問題の混迷や米国債の格下げが起きる前の数字。中国の保有額は6月末時点で1兆1655億ドルと、前月から0.5%増加。短期国債を中心に買い増したことが保有増加につながったとみられる。日本は0.2%減の9110億ドルとなり、両国の差は2545億ドルに広がった。
 一方、長期証券取引に伴う米国への資金純流入額は37億ドルと前月比84%減った。資金純流出に陥っていた2009年5月以来、2年1カ月ぶりの低水準。純流入額の減少は2カ月連続。米長期国債は44億ドルの純流出だった。主な買い手である民間部門が183億ドル売り越した。各国中央銀行など公的部門が買い越したものの埋められなかった。