9日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気判断を下方修正したことから、円買いが進み一時、1ドル=76円70銭をつけた。4日の日本政府・日銀による円売り介入後の円の最高値で、介入による効果は消え去った格好だ。
午後5時現在、前日比80銭円高ドル安の1ドル=76円90銭~77円ちょうど。ユーロは1ユーロ=1・4370~80ドル、110円50~60銭。
米国債の格下げや世界経済の先行き不安を背景に、午前中から比較的安全とされる円に資金が流入。午後にFRBが発表した声明の中で景気判断を下方修正したことに加え、超低金利政策の長期化を示唆したことから、日米金利差が当分の間は拡大しないとの見方が広がり、ドルを売って円を買う動きが加速した。