ムーディーズ社は、日本の介入が失敗すれば格下げとなると警告しており、今年5月に「ネガティブ」に格下げされていることもあり、8月中には格下げが発表されることになります。
今の状況では一段階格下げされ、更に「ネガティブ」とされる筈であり、事実上1.5ポイントの格下げとなります。
この格下げ要因ですが、為替介入でも円高が止められておらず、『円高が止められなければ、日本の輸出産業の競争力が弱まるため、格付けに悪影響を与える』としています。
その為替ですが、先週の4.5兆円もの介入は失敗に終わっており、現時点では以下のような円高水準になっています。
豪ドルに至っては、介入前は一豪ドルが88円でしたので10%程の円高になっていることになります。
また、一ドル77円台では、介入前とほぼ変わらず、完全に介入は失敗したことになりますが、残っている介入用の「弾」は5兆円であり、これを使い切れば円高が一気に進むことになります。
為替市場では5兆円は2日もあれば消化しますので、日本政府は完全に追い込まれたことになります。
このような状況を見て、本来なら為替介入=資金のばらまき=株高、となるところですが、今日の日経平均は202円安の9097円と9000円台割れ寸前にまで売られてきており、トヨタの一時3000円割れや、ソニー、ホンダのそれぞれ3.7%安、3.0%安等の急落を見れば分かりますが、日経平均を上回る下落を見せており、相場環境が極端に悪化してきているのが分かります。
本来なら仕手系株が上がるはずですが、例えばルック・東電は一時上昇する場面もありましたが、その後売られています。
国際優良株も売られ、仕手株も売られ、復興関連銘柄(例えば、五洋建設、太平洋セメント、新日鉄)も売られており、今や全面安となっており、市場から資金が「消滅」していっていることが分かります。
また、現時点で香港株も急落し、ハンセン指数が-4%、上海指数が-3.5%と急落しており、ドバイ指数も昨日日曜日は3%をこえる急落を見せています。