72年ぶりのコメ先物取引が8日、東京穀物商品取引所(東穀)と関西商品取引所で始まった。東穀では、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響などで、コメの価格が上昇するとの観測から買いが集まり、午前11時現在で取引が成立しない状況となっている。東穀の関係者は、「放射能汚染によるコメの供給不安が、関係者に思った以上に広がっているようだ」と指摘している。

 東穀では、4~6か月ものの関東産コシヒカリの取引を午前9時から始めたが、基準価格としていた60キロ・グラムあたり1万3500円より大幅に高い価格での買い注文が相次いだ。東穀はこの日の値幅制限を600円としており、取引が一時中断されるなどして、価格が付かない状況となっている。